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1月の歳時記

季節や日々を楽しむヒント


季節や日々を楽しむヒント

二十四節気(にじゅうしせっき)とは、季節を表わす言葉で、1年を4つの季節に分けて(春夏秋冬)、それぞれの季節をさらに6つにわけるという日本独特のものです。1月は二十四節気でいうところの小寒(しょうかん)5日と大寒(だいかん)20日があります。

二十四節気の23番目が小寒で「寒さが厳しくなるころ」、大寒は24番目で「最も寒さが厳しいころ」とされています。節分の頃まで(大寒)の間に、1年の最低気温が記録されることが多いのですが、逆にこの時期を過ぎれば春はもうすぐそこ。蕾がほころぶのを心待ちにしましょう。

小正月を楽しむ

大正月と小正月

元日から1月7日までの正月(大正月)に対して小正月とは1月15日または1月14日から16日のことをさします。小正月の行事としてよく知られているのは「どんど焼き」。正月に飾った門松やしめ飾りなどを奉納して燃やすのが習わしで、ほとんどの神社で行われています。この日の朝に食べるとされているのが小豆粥(十五日粥)です。縁起のよい小豆の入ったお粥を食べて1年の邪気を払うことが目的といわれています。

どんど焼き
どんど焼き

もうひとつのお正月

小正月は、別名「女正月」とも呼ばれていました。大正月では、年末のおせち料理づくりから、親戚縁者の接待にと、てんてこ舞いで動きまわっていた女性たちが、やっとゆっくりお正月気分を味わうことができたのがこの日です。さしずめ女子会のような催しを開いていたのかもしれません。現代では男女を分ける考え方よりも、もうひとつのお正月イベントとして家族や親しい人たちと楽しむ日にしてもいいでしょう。

小正月に飾られる餅花
小正月に飾られる餅花

冬の星空観察

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澄んだ夜空を見上げると

冬は星がきれいに見える、そんな体験をしたことはありませんか。冬は大気中の水分が少なく空気が澄んでいるため、すっきり輝く星を見ることができます。夜が長いので観察できる時間も長くなります。ただし明るい光の多い都会よりは郊外の方が見えやすいでしょう。キャンプ場に出かけたときなどは絶好のチャンス。火を囲んで暖をとりながら、また暖かな飲み物を手にしながら星たちの世界に浸るのもいいでしょう。

豪華な星座たちの競演

冬の星座といえば、代表的なものが「オリオン座」です。中央に三つの星が並びリボンの形のように星が光るのを目にしたことがある方は多いのではないでしょうか。このひときわ明るく輝くオリオン座の周りには、おうし座やおおいぬ座、ふたご座、こいぬ座、ぎょしゃ座、ペルセウス座など冬の星座が集っています。見つけやすいオリオン座を手がかりに、星座の場所や見え方を教えてくれるアプリなども使って楽しんでみませんか。

「発酵食品」を仕込む

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「寒仕込み」が美味しい理由

小寒から大寒の間を「寒」「寒中」などといい、この時期ならではの手が切れるほど冷たい水を「寒の水」と呼び、味噌やしょうゆ、酒などの日本が誇る発酵食品の仕込みに使われてきました。寒の水は冷たいので雑菌やカビが繁殖しにくく、また低温で発酵がゆっくり進むために、味わいに深みが出るといわれています。いわゆる「寒仕込み」は、美味しさを生み出す伝統的な技として現代にも受け継がれています。

四季が味わいを深くする「味噌」

中でも味噌は1年中仕込めますが、暑い季節に仕込むと一気に発酵が進んでしまいます。「寒仕込み」なら仕込み後、春から夏の暑い時期にかけて熟成させ、秋に気温が下がったところで味が馴染んでまろやかに仕上がります。また秋に収穫したばかりの新鮮な大豆や米を使って仕込むことができます。栄養価の高い大豆をさらに「味噌」という美味しくて健康的な食品に仕上げられるのは、まさに四季のある国ならではなのかもしれません。

ひなたぼっこの効用

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陽だまりのあたたかさ

厳寒のこの時期、ふと暖かな日差しを感じたり、明るい陽だまりを見つけると気持ちもほっと安らぎます。のんびりひなたぼっこを楽しむのもいいでしょう。ところでひなたぼっこの「ぼっこ」とはどういう意味なのでしょう。諸説あるようですが古語に「ひなたほうけあり」という表現があり、それが「ひなたほこり」になり、「ほこ」、「ぼっこ」へと変化したという説が有力のようです。ひなたでくつろぐ、ほのぼのした幸せを感じさせる語感ですね。

丈夫な体づくりに「日光浴」

ひなたぼっこ、すなわち日光浴は気持ちをなごませてくれるだけでなく、私たちの体にも恵みをもたらしてくれます。日光を浴びると皮膚からつくられるビタミンDは、骨を丈夫にして骨折を予防してくれるだけでなく、体の免疫機能を調整し高めてくれる働きももっています。体調管理が気になる毎日ですが、日光浴をすることは丈夫な体づくりにもつながります。夏は浴び過ぎ注意ですが、冬にはちょっとした散歩など戸外へ出かける習慣を作っても良いでしょう。

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