2020.10.08
ディスポーザーのメンテナンス
メンテナンスNAVI
上手なディスポーザーの使い方
ディスポーザーとはキッチンのシンク下に設置された生ゴミ粉砕機です。
回転するハンマーテーブルと、周囲に固定された固定刃で、投入された生ごみを粉砕します。同時に流れ込む水と共に回転で勢いをつけて、排水管へ押し流します。
ご注意!ディスポーザーは後から設置できません!
最初から“ディスポーザー排水処理システム”(専用排水管・処理槽等の設置)を採用しているマンションのみで利用が可能です。個人による後付けのディスポーザーの設置は原則禁止されています。
粉砕した生ゴミがトラップや排水管に詰まるのを防ぐため、ディスポーザーの粉砕音がしなくなってもしばらく(5秒以上)は水を流し続けましょう。
※メーカー推奨の給水量・給水時間を守ってご使用ください。
故障や詰まりの原因になるので、次のようなものはディスポーザーに投入できません。
〈硬い生ゴミ、繊維質の強い生ゴミ〉
くるみの殻、梅干、桃などの硬い種、貝、冷凍食品、パスタ、生米、とうもろこしの皮、タケノコの皮、大量の玉ねぎの皮、しその葉など。
〈食品以外のもの〉
生け花など食品以外の生ゴミ、金属、陶器、木材、プラスチック、ゴム、たばこの吸殻など。
〈高温のもの〉
熱湯、熱い天ぷら油、熱いカレーなど。
※ディスポーザーや排水管はプラスチックでできているため、高温のものを大量に流してしまうとプラスチックが変形してしまい正しく機能しなくなる恐れがあります。
〈薬品類〉
配管洗浄剤などの塩素系洗剤、防臭剤など。
※塩素系洗剤、防臭剤を流すと金属疲労を起こし腐食してしまいます。
上記のようなものを誤って投入した場合は、必ずコンセントから漏電プラグを抜いてからトングなどで取り出してください。
流れてしまった場合には、鍋などを使い6リットル程度の水を2、3回に分けて一気に流してください。
!注意 コンセントにプラグを差し込んだまま、粉砕室内に手やトングなどを入れて、粉砕できなかったものを取り出そうとするのは危険です!必ずコンセントから漏電プラグを抜いてから行いましょう。
情報提供会社 株式会社LIXIL
事象 | 考えられる原因 | 対処法 |
---|---|---|
動かない | ゴミの入れ過ぎによる過負荷 | ゴミを取り除いた後、リセットボタンを押す |
固い物の噛み込み | 解除工具を使用して取り出した後、リセットボタンを押す | |
コンセント、ブレーカーの不具合 | 差し込みやON/OFFを確認 | |
振動が凄い 異音がする |
ターンテーブルにゴミが挟まっている | ゴミが挟まっていないか確認して取り除く |
固いゴミが残っている | 内部のゴミを取り除いて運転して下さい | |
排水しない | 内部にゴミを大量に詰め込み過ぎている | 適量にて運転して下さい |
入れてはいけないものが入っている | 特にビニールなどは直ぐに取り除いて下さい |
上記対処法で解決しない場合は早めに専門業者に相談しましょう。
使用環境にもよりますが、ディスポーザーの交換目安は概ね7年。
以下あてはまるものがあれば、交換を検討しましょう。
交換のサイン
以下の現象が起きていませんか?チェックしてみましょう。
□いつもより大きな音がする
□異音がする
□振動が大きい
□水漏れする
□粉砕能力が低下している
長期間使用していると次のようなトラブルが発生することがあります。できるだけ早めに専門業者に相談しましょう。
■本体上部より水漏れ
ディスポーザ―本体上部からの水漏れ。床に水が漏れており、階下へ迷惑をかける恐れがありました。
■本体破損
経年劣化により、本体カバーが外れてしまいました。
■粉砕後、粉砕物が残留
粉砕後も粉砕物が残り、ニオイや虫の発生の原因となっていました。
■水の流れが悪くなる
油脂類等の堆積により水の流れが悪くなってしまいました。
情報提供 クリーンテック東京株式会社