明日香村で紅葉狩りと洒落こもう
この秋、明日香村で色づく木々を楽しんでみませんか。明日香随一の紅葉スポット「岡寺」をはじめ、明日香村の秋は絶景です。
赤や黄色に彩られたシーンにうっとり。おすすめスポットで、お気に入りの写真を撮影してみてはいかがでしょうか。
龍を封じ込めた伝説が残る岡寺は、明日香村随一の紅葉スポット。三重宝塔の周辺や参道の「紅葉トンネル」は必見!
我が国最大級の方墳であり、明日香村のシンボルともいえる「石舞台古墳」。春は桜、夏は緑、そして秋にはオレンジや黄色に色づいた風景が楽しめます。
奥明日香を流れる飛鳥川。秋には水の寒色と紅葉の暖色が溶け合い、独自の美景に。清流のせせらぎに耳を傾けながら、秋色を粋に楽しみましょう。
「飛鳥時代を代表する偉人は?」と聞かれて、思い出すのが『聖徳太子(厩戸皇子:うまやどのみこ)』。生まれも育ちも、ここ明日香村。
そこでゆかりの地として、代表的な「橘寺」をご案内します。聖徳太子が建立したとされるお寺です。
橘寺は聖徳太子建立七大寺のひとつで、正式名は「仏頭山上宮皇院菩提寺(ぶっとうざんじょうぐうおういんぼだいじ)」。
橘寺という名は、垂仁天皇(すいにんてんのう)の命により、不老不死の果物を、10年間、探し求めた田道間守(たじまもり)が持ち帰ってきた橘の実を植えたという言い伝えに由来しています。
橘寺の本堂には、「聖徳太子三十五歳像」が本尊として安置されていますので、ぜひ、太子とご対面ください。
境内にある往生院は、聖徳太子の念仏精神を今日に活かそうと、多目的研修道場として、平成9年に再建されました。
その天井には「極楽浄土に咲く華」として、全国の画家から260点の華の天井画が奉納されています。
境内には、太子が梵字(ぼんじ)「(ア)」をかたどって作ったとされる「阿字池(あじいけ)」、空を駆けたと伝わる太子の愛馬「黒駒」の像などを観ることができます。
また、参道には「聖徳皇太子御誕生所」と書かれた石碑が建立されており、橘寺がまさに「太子の聖地」と称されるのも、うなずけます。
散策していると、太子が目にした光景と同じ光景を見ているかもと、想像が膨らんできます。あたかも古代を旅している錯覚を楽しめるのも明日香村ならではです。
黄金の稲穂がたなびく時期は、やはり棚田がおすすめです。特に朝の稲渕棚田は、幻想的な風景が撮れます。
また、稲渕棚田の中を走る『案山子ロード』には、11月中旬まで個性あふれる案山子が何十体も並び、『棚田×案山子』の面白い絵が撮れそうです。」
ちなみに、稲刈りをした後の、「はざ掛け(下写真)」が並ぶ、農村ならではの風景も絵になるそうです。
皆さんも是非、カメラ片手に、秋の明日香村の美しさを実感してください!
メインビジュアルの「岡寺の紅葉」を撮影された、写真家の上山好庸(うえやまよしのぶ)氏は、明日香村を拠点に活動されています。
2017年9月、創業80周年を機に長谷工コーポレーションは、明日香村、一般財団法人明日香村地域振興公社と、官民連携包括協定を締結しました。
両者が持っている資源や特徴を活用し、飛鳥の歴史保全活動、明日香村の産業と地域活性を図るためのプロジェクトに連携して取り組むことを目的としています。