2020/10/08

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ご家族の健康はカビ発生の予防から

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健康的な住環境を作る

気密性の高いマンションのお部屋は、カビが大好きな条件が揃っています。通気性が悪く、湿度の高い条件の生活空間でカビは繁殖します。
また、カビは空気中に浮遊し、健康に悪影響を与える可能性があります。特に小さなお子様がいるご家庭では注意が必要。
念入りに“カビ対策”をして健康的なマンションライフを送りましょう。

カビの発生ポイント

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カビが生える原因

要注意ポイントを、こまめに掃除したり、換気や風通しを良くすることで、“カビ”の発生は予防できます。早速対策を始めましょう。

発生の原因となるもの

  • エアコン(特にフィルター):吸い込んだカビの胞子やホコリなど
  • トイレ:フチや継ぎ目にたまった汚れや湿気など
  • 浴室:排水口にたまった石鹸カスや皮脂など
  • キッチン:排水トラップの裏側にたまった食品カスなど

風通しが悪く湿気がたまりやすい場所

  • 押入れやクローゼットの内部
  • 家具と家具の間や家具と壁面の間
  • ベッドの下

カビの予防策

効果的な“換気”・“風通し”を心がけ、通気性を良くします。決め手はカビのエサを排除する丁寧な“掃除”です。

換気・風通し

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天気のいい日は窓を開けて、風通しを良くしましょう。押入れやクローゼットも時々開けっ放しにしておきます。また湿度や温度を下げるために適度にエアコンを利用しましょう。

エアコンフィルターの掃除

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本体からそっと外し、週に一度は外側(表側)から掃除機をかけると目詰まりせずにきれいになります。
さらに、月に一回はフィルターの内側(裏側)からシャワーをかけて水洗いし、陰干しをしましょう。

浴室の掃除

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週に一度、50℃以上のお湯をシャワーでかけ、からぶきします。さらに湿気がこもらないように普段から浴室換気扇を回しておくこと。浴槽は使って水を抜いた後すぐに掃除をすると効果的です。

カビ予防の工夫

知っておきたいカビ予防の工夫があります。

浴室

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以下の方法でカビの栄養源である石鹸カスを取り除きましょう。
悪臭防止にも役立ちます。

  • 排水口に
    重曹1/2カップを
    振り入れる
  • 酢1カップを
    流し込む
  • 泡立ってきたら
    30分間放置する
  • お湯ですすぐ

!注意 酢と塩素系漂白剤が混ざると危険な塩素ガスが発生しますので、絶対に一緒に使用しないでください。

押入れ

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粉末の洗濯洗剤、あるいは重曹をプラスチック容器に入れて、ふたをせずに片隅に置いておきます。
下に新聞紙を敷いておくと効果的!

洗濯機

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2~3ヶ月に一度、低水位にしてカップ1杯の酢を入れ、標準コースで回します。
また洗濯ネットに10円玉を入れて洗濯物と一緒に回してもよいでしょう。銅イオンの作用でカビ予防が期待できます!

お部屋の空気をきれいに保つために…

「24時間換気システム」

2003年の建築基準法の改正により、それ以降に竣工したマンションでは「24時間換気システム」が採用されています。各部屋に取り付けられた給気口から外気を取り込み、浴室、洗面室、トイレなどから排気を行うシステムです。給気口は常に開いた状態になっているかご確認ください。また、24時間換気設備のないマンションは、浴室換気扇を常時回しておくのもアイデアです。

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