気密性の高いマンションのお部屋は、カビが大好きな条件が揃っています。通気性が悪く、湿度の高い条件の生活空間でカビは繁殖します。
また、カビは空気中に浮遊し、健康に悪影響を与える可能性があります。特に小さなお子様がいるご家庭では注意が必要。
念入りに“カビ対策”をして健康的なマンションライフを送りましょう。
要注意ポイントを、こまめに掃除したり、換気や風通しを良くすることで、“カビ”の発生は予防できます。早速対策を始めましょう。
効果的な“換気”・“風通し”を心がけ、通気性を良くします。決め手はカビのエサを排除する丁寧な“掃除”です。
天気のいい日は窓を開けて、風通しを良くしましょう。押入れやクローゼットも時々開けっ放しにしておきます。また湿度や温度を下げるために適度にエアコンを利用しましょう。
本体からそっと外し、週に一度は外側(表側)から掃除機をかけると目詰まりせずにきれいになります。
さらに、月に一回はフィルターの内側(裏側)からシャワーをかけて水洗いし、陰干しをしましょう。
週に一度、50℃以上のお湯をシャワーでかけ、からぶきします。さらに湿気がこもらないように普段から浴室換気扇を回しておくこと。浴槽は使って水を抜いた後すぐに掃除をすると効果的です。
知っておきたいカビ予防の工夫があります。
以下の方法でカビの栄養源である石鹸カスを取り除きましょう。
悪臭防止にも役立ちます。
!注意 酢と塩素系漂白剤が混ざると危険な塩素ガスが発生しますので、絶対に一緒に使用しないでください。
粉末の洗濯洗剤、あるいは重曹をプラスチック容器に入れて、ふたをせずに片隅に置いておきます。
下に新聞紙を敷いておくと効果的!
2~3ヶ月に一度、低水位にしてカップ1杯の酢を入れ、標準コースで回します。
また洗濯ネットに10円玉を入れて洗濯物と一緒に回してもよいでしょう。銅イオンの作用でカビ予防が期待できます!
お部屋の空気をきれいに保つために…
2003年の建築基準法の改正により、それ以降に竣工したマンションでは「24時間換気システム」が採用されています。各部屋に取り付けられた給気口から外気を取り込み、浴室、洗面室、トイレなどから排気を行うシステムです。給気口は常に開いた状態になっているかご確認ください。また、24時間換気設備のないマンションは、浴室換気扇を常時回しておくのもアイデアです。