清潔な寝具は気持ちがいいものです。ぐっすり眠るためにも、ふとんをきちんとお手入れして、睡眠の環境を整えることが大切ですね。そこで、ふとんの正しいメンテナンス方法を再確認していきましょう。
取材協力/西川株式会社 ※価格は2024年4月現在
羽毛ふとんは月に1~2回天日に干すか、風通しのよい日陰干しにします。
ふとんの生地を傷めないためにも、カバーをつけたまま干しましょう。生地が傷むと中の羽毛が出てきてしまう可能性があります。
干す時間帯は午前10時~午後2時頃までの間で、片面1時間、裏返して1時間の計2時間程度が目安。午後3時以降は空気が湿気を帯びてくるので早めに取り込みます。
外に干せない場合は、ふとんも干せる物干しスタンドを利用して、日当たりのいい室内で干しましょう。
羽毛ふとん
羽毛ふとんはふとんの生地を傷めないようにカバーをつけたまま干します。また、ふとん叩きを使う際は、パンパンと強く叩かず、表面のほこりを軽く払う程度で大丈夫です。
ウレタンマットレス
ウレタンマットレスは、風通しのよい部屋の壁に立てかけて干すだけでOK。お手入れが簡単でおすすめです。写真は「&Freeマットレス SG(レギュラー)」
税込198,000円
ふとんカバーはどのくらいの頻度で洗っていますか? 季節や体質などで汚れの度合いは違いますが、カバーは週1回程度洗濯するのが快適さを保つ目安です。特に枕カバーは直接頭と顔にあたるので、毎日洗うのがベスト。
ふとんそのものを洗えば、さらに清潔です。ふとんの洗濯表示を確認し、指示に従って洗いましょう。
「ふとんクリーニング」のサービスを利用するのもいいでしょう。
洗濯表示例
ふとんを洗う場合、まず、寝具についている洗濯表示を確認しましょう。「洗濯不可」は家庭では洗うことができないため、クリーニング店に相談してみてください。
梅雨や花粉が飛散する季節はふとんが干せません。特に、梅雨時期はふとんが湿気を含み、カビなどの原因に。ふとん乾燥機を利用するか、日当たりのいい室内で、ふとんも干せる物干しスタンドで干しましょう。
最近では、アレル物質を寄せつけない「アレル物質対策加工ふとん」も登場しています。「防ダニ加工」や花粉が付きにくく、落ちやすい加工などが施されています。家庭で洗濯することもできます。
アレル物質対策加工ふとん
アレル物質を低減する加工が施され、花粉がつきにくく、落ちやすいのが特徴。写真は「Aller-Wall 合繊掛けふとん(シングルサイズ)」税込22,000円
切れにくい繊維の中綿が使われており、家庭で洗濯可。いつも清潔に保つことができます。
そのほかのふとんまわりのお手入れに役立つ情報は?
季節が変わるとふとんも衣替えが必要です。特に夏用の綿毛布やタオルケットを出して、厚手の掛けぶとんをしまう際はしっかりふとんを干してから収納するようにしましょう。
羽毛ふとんの寿命は購入から7~8年がひとつの目安。使い方にもよりますが、暖かさを感じなくなってきたら買い替えの検討を。
羽毛ふとんの寿命は購入から7~8年がひとつの目安。使い方にもよりますが、暖かさを感じなくなってきたら買い替えの検討を。