2026/07/01

旅・レジャー

初めて立つ水の上、広がる開放感 この夏、SUPにチャレンジ!

日帰りや週末でも気軽に楽しめるお出かけ先として、水辺のアクティビティが注目されています。なかでもSUP(サップ)は、“水面に立つ”という普段とは異なる視点と、広々とした水辺ならではの開放感が特徴です。
特別な準備をせずに始めやすく、初めての方はもちろん、お子さまやペットと一緒でも楽しめます。海・川・湖など、水辺があればどこでも遊べる点も魅力のひとつです。この夏は、ご家族で新しい体験を楽しんでみませんか。
取材協力・写真提供/UMI to YAMA

鎌田さんの正面写真

この先生に聞きました

UMI to YAMA スタッフ

鎌田さん

千葉県鋸南町の勝山(竜島)海岸を拠点とするSUPスクール。2005年のサーフィンスクール開設を経て、'09年から南房総エリアのパイオニアとしてSUP指導を展開中。

SUP人気3つのポイント

立って漕ぐSUP独自の目線と水面を漕ぐ感覚は、陸上では体験できないもの。近年のアウトドアブームを背景に、自然の中でリフレッシュできるアクティビティの魅力を、取材先のコースなどを例に紹介します。

立てかけられたSUPボードのイラスト

SUPってなに?

現代的なSUPは1960年代のハワイでカヌーのパドルを使いロングボードで波乗りを楽しんだことが始まり。その後世界へ広まりました。

POINT 01

初心者でもすぐに
楽しめる手軽さ

サーフィンと違い、SUPは大きく安定感のある専用ボードを使うため、バランスが取りやすく特別な技術は不要。体験ツアーなら1〜2時間で水上に立てるようになるため、運動が苦手な方や女性、シニア層にも人気が広がっています。

初心者向け

「エンジョイSUP体験」

SUPを楽しむ初心者の参加者

SUP入門の定番コース。陸上のレクチャーからスタートし、約90分で海の上を散歩する感覚を体験します。参加者の90%が初心者です。

POINT 02

楽しみながら
全身が鍛えられる

パドリングで上半身を動かしながら、水上でのバランスを維持。体幹やインナーマッスルを刺激する全身有酸素運動で、ダイエットやトレーニングとして取り入れる人も増えています。

フィットネス

「SUPヨガ」

SUPヨガをする参加者

穏やかで透明な水の上でのストレッチは、まるで自然と一体化したかのような感覚。ボードの上でヨガをする「SUPヨガ」を体験できるスクールもあります。

POINT 03

同じ道具で遊び方が多彩

水上散歩やサップヨガ、フィッシングなど、基本の道具でまったく異なる体験が楽しめます。ひとりでも家族や友だち同士のグループでも、メンバーに合わせた楽しみ方ができます。

ファミリー向け

「親子相乗りSUP体験」

親子でSUPを楽しむ参加者

11歳以下のお子さまは、「相乗りコース」で大人と同じボードに乗って楽しめます。親子で海の冒険へ!

ペット同伴

「DOG SUP体験」

愛犬とSUPを楽しむ参加者

小型犬から大型犬まで、愛犬と一緒にボードに乗って海上散歩を楽しむコース。怯える犬はほとんどいないそうです。

Column

水の上に立つ感動を、映像に残そう

SUP体験で気になるのが「この景色を残したい」という瞬間。しかし水上にスマホを持ち込むのはリスクが高く、現実的ではありません。そこで活躍するのが、防水対応のアクションカメラです。
前後にレンズを備えた360度カメラは周囲を丸ごと記録でき、あとから好きな視点に切り替えて編集できるため、SUPとの相性が抜群です。アクションカメラはレンタルサービスを利用することもできます。また、インストラクターが撮影した写真データをプレゼントしてくれるスクールも多いので、手ぶらで参加しても思い出をしっかり持ち帰れます。参加前に各スクールへ確認してみましょう。

SUPボードとドローンカメラの写真 SUPボードとドローンカメラの写真

※上空からのドローン撮影は航空法の規制や撮影可能エリアの制限があるため、すべてのスクールで実施しているわけではありません。事前に各スクールへお問い合わせください。

\今号のプレゼント/

insta360 X4 Airブラックスターターキットの写真

insta360 X4 Airブラック
スターターキット
3名様

前後左右、周囲の景色を1台で撮影!
見たまま・感じたままの臨場感を映像や写真に残します

Lesson 1「事前に知っておきたいこと」

SUPは水上アクティビティのため、衣服や持ち物が濡れることを想定した準備が必要です。初めての方は、道具の扱い方や基本的な漕ぎ方をインストラクターから学べる体験スクールへの参加が安心です。

POINT 01

紫外線・日焼け対策は
しっかりと

海上は日差しが強く、水面からの照り返しで日焼けしやすい環境です。日焼け止めはもちろん、帽子やサングラスの着用もおすすめですが、落とさないように工夫しておきましょう。

POINT 02

天候・波・風の状況を
確認する

強風・高波・雷雨時は中止の判断を。スクール利用時はインストラクターの指示に従い、単独での沖への進出は避けましょう。

天気予報図のイラスト
POINT 03

身体に負担をかけない

準備運動は念入りに。体感以上に消耗しやすいため、体験前後の水分は意識的に摂取しましょう。また、飲酒後・睡眠不足・体調不良時の参加は危険につながります。持病(てんかん・心疾患・循環器系)がある場合は、事前にスクールへ申告しておきましょう。

浜辺でストレッチをする参加者

Lesson 2「SUPのキホン」

「難しそう」と感じる方ほど、事前に基本を知っておくと安心できるといいます。まずはSUPで水をかくためのオール、パドルについて解説します。

浜辺で基本の姿勢を習う参加者たち

パドルの長さと持ち方

パドルの持ち方を示すスタッフ

SUP用のパドルは長さがあり、立ってパドルを縦に持ち、身長+20cm前後を基準にすることが一般的です。一番上の握る部分を「グリップ」、持ち手となる棒の部分を「シャフト」、水をかく板状の部分を「ブレード」と呼びます。

パドルを真横にした時の持ち幅を示した参考写真

真横にしたときの持ち幅が、肩幅より少し広めになるのもひとつの目安です。

パドルを真横にした時の持ち幅を示した参考写真

真横にしたときの持ち幅が、肩幅より少し広めになるのもひとつの目安です。

パドルを漕ぐスタッフ

グリップとシャフトをそれぞれ両手で握り、漕ぐ方向に合わせて左右を持ち替えます。写真は右側を漕ぐときの持ち方です。

Lesson 3
「ボードに乗って立ち上がろう」

「立てるかな…」の不安はすぐ消えます。さあ、ボードの上に立ってみましょう。

浜辺から海に乗り出す参加者たち

ボードに立ち上がる

水際でボードにうつ伏せになる様子

ボードの中央のキャリーハンドルを持って水際へ運び、パドルをボードの上に置き、うつ伏せに乗ります。

ボードの上で膝をついた状態から立ち上がる様子

(写真左から)ボードの中央で両膝をついた姿勢からスタート。パドルを横向きに持って片足ずつ立ち上がり、上げたパドルでバランスを取ります。

海上でボードに立つスタッフと参加者たち
足首にまかれたリーシュコード

リーシュコード

ボードと身体をつなぐリーシュコードは、安全のための命綱です。

Lesson 4「パドルを漕いで進もう」

立てたら、次はパドルを漕いでみましょう。コツをつかめば、すいすい進みます。

海上で上手く立ち上がれた参加者たち

パドルの漕ぎ方(直進)

浜辺でボードに立って正しいパドルの漕ぎ方を示すスタッフ

(写真左から)ブレード(水をかく面)のくぼんでいる面を進行方向に向けます。グリップを持った手は上から下に振り下ろすようにして、ブレードを水面に差し込み、水を後ろへ押し出すイメージでパドルを動かします。足元のあたりでパドルを抜き、スムーズに次の漕ぎに移ります。最後まで漕ぎ切らないのがポイントです。

ボードに立ってパドルを漕ぐスタッフと参加者、ボードの上にうつ伏せになって休憩するスタッフと参加者 ボードに立ってパドルを漕ぐスタッフと参加者、ボードの上にうつ伏せになって休憩するスタッフと参加者

Column

進みながら曲がるには?

ターンを覚えると、行動範囲が広がります。コツをつかめば、すぐにできるようになります。

スイープターン

STEP 01

膝を軽く曲げて重心を安定させる

膝がわずかに曲がる程度に体を起こし、視線は常に前方をキープします。

海上でボードの上でバランスを取るスタッフの後ろ姿
STEP 02

曲がりたい方向と逆側にパドルを入れる

パドルをボードの前方に大きく伸ばし、ボードの周りを半円を描くように外側に向かってテールまで大きくストロークします。右側で行うと左へ、左側で行うと右へ曲がります。

ボードの上でパドルを左右に入れ替えながら前へ進むスタッフ
STEP 03

2〜3回に分けて方向を調整する

一度に大きく漕ごうとするとバランスを崩しやすいため、2〜3回に分けて少しずつ向きを変えましょう。

海上を少しずつ進むスタッフ

体験開始から1時間…レッスンの成果は?

体験開始からあっという間の1時間。さて、レッスンの成果はいかがでしょうか。

どこまでも青い海の上、最高の思い出、できた! どこまでも青い海の上、最高の思い出、できた!
漕ぐたびにどんどん海が好きになる♪、不安だったけどやってみてよかった!、この爽快感クセになりそう 漕ぐたびにどんどん海が好きになる♪、不安だったけどやってみてよかった!、この爽快感クセになりそう
次はもっとゆっくり楽しみたいね

全国の水辺で楽しむ 
SUPスポットガイド

穏やかな湖や川でも楽しめるSUPは、日本各地の豊かな水辺がそのままフィールドになります。免許や資格不要で始められる点も魅力のひとつです。

海上でボードに立ち上がった人の足元

リバーSUP/レイクSUP

グランデックス長瀞ベース
(埼玉県秩父郡)

お互いのボードに飛び移っている参加者

長瀞を拠点に、ラフティング・キャニオニング・SUPを手がける関東のアウトドアショップ。奥多摩にも展開。

埼玉県秩父郡長瀞町井戸511-1

SUP

Feather Factory
(神奈川県逗子市)

海上を並んで進む参加者

逗子海岸に隣接。湘南エリアの穏やかな海で、SUPもウインドサーフィンも思いきり楽しめる。

神奈川県逗子市新宿2-13-12(SUP店)

レイクSUP

GRANDIR surfstyle
(滋賀県米原市)

前後に並んで会場を進む参加者の後ろ姿

琵琶湖のほとりでサーフィンとSUPを体験できる、ライフスタイル提案型のマリンショップ。

滋賀県米原市朝妻筑摩1871-2

SUP/SUPフィッシング

Outdoor Marine
(福岡県糸島市)

ボードの上に仰向けで寝転ぶ参加者と夕焼け

糸島の豊かな自然を舞台に、カヤックフィッシングやSUP体験を提供するパドルスポーツ専門店。

福岡県糸島市志摩芥屋1163-1

SUP

CANNEN SURF
(鹿児県奄美大島)

森を抜けた浜辺に集まる参加者の後ろ姿

奄美大島の海と文化に根ざし、パタゴニア・フィルムズの映像制作にも関わるローカルショップ。

鹿児島県奄美市笠利町用安神の子1290-2

Information

UMI to YAMAの店舗正面写真

UMI to YAMA

千葉県安房郡鋸南町竜島165-34

千葉県鋸南町の勝山(竜島)海岸を拠点とするSUPスクール。

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