わくわくメンテナンス講座
「暑い今こそ、きれいにしたい。おうちのおそうじポイント」

大掃除は”年末にまとめてするもの“と思っていませんか?
気温・水温が高い夏は、汚れを落としやすい上に、お湯を沸かす光熱費も節約できる、掃除にもってこいの季節!
夏休みのうちに、家族みんなで家じゅうをきれいにしましょう。

エアコン
〈掃除で冷房効率UP! 空気も爽快に〉

 夏のお部屋を涼しく快適にしてくれるエアコン。フィルターが目詰まりすると、冷房効率が低下するだけでなく、消費電力もアップしてしまいます。フィルターは外して掃除機で汚れを吸い取った後、浴室などで水洗いし、水気を切って、日陰でしっかりと乾かしてから取り付けます。

 熱交換器(フィン)などの内部に付いた汚れを放っておくと、かび臭やハウスダストを部屋中にまき散らしてしまいます。また、フィルターのお掃除機能付きエアコンも同様です。こうしたご自身で掃除するのが難しい箇所は、専門業者による定期的なクリーニングをおすすめします。

 また、最近の家庭用エアコンの消費電力量は、10年前の製品と比較して約11%も低くなっています。耐用年数は一般に7~10年といわれていますので、購入後7年以上経過している場合は、買い替えも視野に入れて検討すると良いでしょう。

〔注〕
・フィルターの掃除方法は、機種により異なる場合がありますので、取扱説明書を確認してください。
・掃除は必ず電源プラグをコンセントから抜いて行ってください。

室外機の前に物を置いていませんか?

 室内の熱を外に捨てる役割をしている室外機。吹き出し口の前に物を置くと、冷房の効率が下がってしまいます。エアコンを使う前に点検してみましょう。

シューズボックス
〈湿気がたまりやすく、玄関の臭いの原因になることも〉

 シューズボックスは靴を全て取り出したら、ぞうきんやほうきを使って、ほこりや砂をきれいに取り除きましょう。その後、リビング用洗剤をスプレーしたぞうきんで拭いて、乾燥させます。

 また、せっかく掃除をしても、雨や汗などの湿気を含んだ靴をそのまましまうと、カビや雑菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。1日履いた靴は、風通しのよい場所で乾燥させてから収納しましょう。

キッチンのレンジフード
〈気温が高いほうが油汚れは落ちやすい!〉

 レンジフードは取扱説明書に従って、フィルターなどを取り外し、台所用中性洗剤を溶かしたぬるま湯(35~40℃)に20〜30分つけおきします。汚れを落としたら、水で洗剤を洗い流し、しっかりと乾かしてから取り付けます。

 フード本体など取り外せない部分は、住宅用強力洗剤(キッチン用)を布に含ませて汚れを拭き取ります。汚れがひどいところは、住宅用強力洗剤を含ませたキッチンペーパーを貼りつけておき、汚れが浮き上がってきたら、布などでこすります。最後に水拭きで仕上げます。

〔注〕
・レンジフードの掃除方法は、機種により異なる場合がありますので、取扱説明書を確認してください。
・電気部品に水がかからないように注意してください。
・取り外しが難しい場合や、汚れがひどい時は専門業者にクリーニングを依頼しましょう。

キッチン排水口
〈臭いの気になる季節・・・〉

 キッチンの排水口に付いている排水トラップ(ワントラップ)は、手で左に回すと簡単に外すことができます。台所用中性洗剤を付けたスポンジでワントラップと排水口内部をこすり、水で洗い流したら、ワントラップをもとの位置に戻し、右に回して固定します。

〔注〕
きちんと固定されていないと、カタカタと異音がしたり、下水から悪臭や害虫が侵入したりする可能性があります。

ディスポーザーが設置されているご家庭は・・・

 ディスポーザーの汚れやぬめりを取るには、氷の小片とわずかな台所用中性洗剤を入れて運転させると効果的です。生ごみの嫌な臭いは、レモンなどの柑橘類の皮を入れて運転するとすっきりします。

〔注〕
ディスポーザーに手や指を入れて掃除するのは危険ですので、やめましょう。また、異物を取り出す必要がある時は、必ず電源スイッチをオフにしましょう。

ちょこっとエコロジー
〈お子さまと一緒に、自然素材でお手入れを!〉

 排水口に重曹1/2カップを振り入れ、酢1カップを流し込みます。重曹と酢が反応して泡立ってくるので、30分放置してからお湯ですすぎます。排水口の詰まりを防止し、臭いを防いでくれます。

〔注〕
酢と塩素系漂白剤が混ざると有毒な塩素ガスが発生します。絶対に一緒に使用しないでください。

 

 

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