毎日使うトイレは清潔で心地よい空間に保ちたいもの。今回はトイレを交換されたお客様に、交換を検討したきっかけから、工事に至るまでに留意されたことなどを伺いました。実際の工事の流れと合わせて、リフォームプランづくりにお役立てください。
トイレを交換しようと思ったきっかけについて教えてください。
1年半ほど前に温水洗浄便座のリモコンが故障し、一度メーカーに修理してもらいましたが、また調子が悪くなってしまいました。再度修理するよりもいっそ本体ごと交換したほうがいいと思い検討を始めました。
相談先はどのように決めましたか。
マンションリフォームの経験が豊富な長谷工コミュニティさんに相談することにしました。
新しいトイレの決め手となったポイントは?
タンクレスの検討
当初は、見栄えもいいタンクレストイレを考えていましたが、『停電などの非常時には、タンクがあったほうが直接水を入れることができる』という話を聞き、最終的には、以前と同じタンクのあるトイレに決めました。
機能の充実
最新型のトイレには、たくさんの機能があって迷いましたが、いままで使っているトイレにも特に大きな不満はなかったため、衛生面や殺菌・掃除のしやすさに重点をおいて選びました。
トイレ選びや交換にあたり、参考にされたものはありますか。
各メーカーのカタログを比較してみても、正直何がどこまで違うのかはよく分かりませんでした。インターネットで商品を比較しているサイトを見つけ、大枠のメーカーごと/トイレごとの特徴を把握してからは、カタログの見方も分かってきました。
すてきテラスでも、
各商品の機能をご紹介しています♪
担当者との打ち合わせはどのように進められましたか?
メールでのやりとり
まずはメールで見積の依頼のやりとりをしました。
<打ち合わせ1回目> 検討から約2週間~
見積もり内容のご説明と、それぞれメーカーの強みや機能面などについて説明いただきました。手洗い器もセットで交換になると思っていたのですが、担当者さんに実際に見ていただいて『きれいに使われているので交換の必要はないと思いますよ』とご意見いただいたため、便器の交換とクッションフロアーの張替えをお願いすることにしました。まだどんなトイレにしたいのかが漠然としていたのですが、担当者さんとお話しながら、徐々に希望の候補が絞れてきました。
<打ち合わせ2回目> 検討から約1カ月~
機種の決定と、クッションフロアのサンプル確認、工事の日取りを決めていきました。手洗い器の交換はせずに済みましたから、予算も当初よりもだいぶ抑えることができました。また、管理組合へのリフォーム工事の届出や、近隣住民の方へのご案内も、担当者さんが進めてくださったため、安心して工事日を迎えることができました。
これは余談ですが、1回目の打ち合わせの際に、同じく調子が悪かった浴室のシャワーも見ていただいて『トイレと同日で交換できる』と伺い、追加で工事をお願いしました。工事が一度で済むのはありがたいですね。
最後に、本日のトイレ交換のご感想をお願いします。
トイレ交換は初めての経験でしたが、とてもスムーズに作業を進めていただけて、予定時間よりも早く終わって良かったです。今回の交換工事で、ガラリと変わることを期待していたわけではありませんが、衛生に関わる設備がきれいに新しいものに変わると、やっぱり気持ちが良いものだと実感しています。工事後に業者さんからも色々と使い方の説明を受けましたし、便利な機能も特に困らずに、すぐに使いこなせると思います。
宅内の養生
工事のスタートは室内の養生から。
特に玄関から室内に続く廊下を汚れやキズから保護します。
古い便器の取り外し・撤去
(写真左)トイレ内の止水栓を閉めてから給水管とコンセントを外し、タンク内の水を流してからタンクを便器本体から外します。
(写真中、右)便器内に溜まった水を手動のポンプで取り除いて、便器本体を外します。ここまでの所要時間は約30分ほどです。
クッションフロアの張替え①
今回はトイレ交換に合わせてクッションフロアーの張替えを行います。巾木※を外し、床材をすべて剥がします。
※巾木…壁と床の境目に取り付ける部材
クッションフロアの張替え②
新しい床材を接着剤を塗った床に敷き、細部をカットして巾木を取付けます。張替えにかかった時間は約1時間程度です。
新しい便器の取付け・設置①
(給排水工事)
(写真左)トイレの水漏れの原因の多くは、便器と配水管を接続するフランジの劣化によるものです。古い場合は新しいものに交換してから排水管を取り付けます。
(写真右)マンション共用部にある水道の元栓を締めてから、止水栓の点検・清掃も行います。
新しい便器の取付け・設置②
排水金具と本体、タンクを設置してからアース線や給水管をつなぎ、水量や水漏れが起きていないかを確認します。
動作確認
新しいリモコンを取り付け、動作に問題がないことを確認してから、お客様の立ち会いのもとで各部の説明を行います。その後は改めて丁寧に清掃を行い、工事は完了しました。
トイレの便器自体は陶器製で丈夫なのですが、だいたい10〜15年くらいのサイクルで、メーカーさんの商品ラインナップが大きく変わる印象です。また、リモコンや温水洗浄など部分的に故障が発生します。
ですから、このくらいの期間を目安に交換をご検討いただけるとよいかと思います。
古いトイレは流すときに今よりも大量の水を使いますが、最新の機種は節水機能を備えているものが多く水道代も節約できる、今後のランニングコストを抑えられますし、新しい機能やデザイン性に優れたものをお使いいただくこともできます。
また、トイレを交換すると床に以前のトイレの跡が残ってしまうケースもよく見られるため、お客様には、今回のように床の張り替えとセットの工事をご検討いただくことをおすすめしています。
知っておきたい
トイレ交換の基礎知識をご紹介
トイレをリフォームしようかな?と思っても、「どうやって交換するの?」「時間や費用はどれくらいかかるの?」など、不安なことも多いですよね。
はじめてのトイレ交換の前に知っておきたい、おすすめの最新機能や賢い選び方をご紹介します。
最新機能や価格を知りたい方へ
トイレ交換を考えているけど、最新のトイレ情報が分からない…とお困りではないでしょうか?
こちらの記事では、取扱商品や価格、メーカーごとの最新機能、すてきテラスでの工事事例などトイレ交換に関する情報をご紹介しています。
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