室温を快適に保つために欠かせないエアコン。エアコンはお部屋の空気を繰り返し循環させるので、キレイな空気を保つには定期的なお手入れが重要です!今回は、エアコンの仕組みや構造、自分でできるお掃除方法をご紹介します。
エアコンはさまざまな部品でできています。基本の構造や自分でお手入れできる範囲を理解して、正しく安全にお掃除をしましょう。
エアコンは、「室内機」と「室外機」という2つから成り立っています。室内機と室外機はパイプでつながっており、パイプの中には「冷媒」というガスが回っています。この冷媒に、室内外の空気の「熱」を乗せて移動させ、室内機・室外機それぞれに備わった熱交換器で熱を排出したり取り込んだりして室温を調節しているのです。
たとえば、夏は室内の熱を吸い込んで冷媒に乗せて外に出し、冬は室外の熱を吸い込んで冷媒に乗せて部屋に取り込む、という具合です。
エアコンのうち、お部屋の中にある室内機は主に下記のパーツでできています。
ご紹介した5つのパーツのうち、自分で安全にお掃除できるのは①「カバー」②「フィルター」⑤「ルーバー」の3か所のみ!エアコンの内部については、複雑な部品を分解しなければなりません。分解は適切な方法で行わないと故障や事故につながってしまうこともあるため、プロの手が必要です。ここでは、自分でお掃除できる3か所についてご紹介します!
<お掃除前の注意点>
外側のカバー、ルーバーは、よく水を絞ったクロスで拭き掃除しましょう。ルーバーは力を加えると壊れやすく、無理に開くと閉じなくなってしまうこともあるため、注意してくださいね。
フィルターを外すときの振動でほこりが舞う場合があるので、付けたまま掃除機でざっとほこりを吸い取るのがおすすめです。その後、取り外したフィルターの大きなほこりを取り除き、中性洗剤をつけてブラシでこすります。すすぎの水は、ほこりが付いていない面からかけましょう。最後に水気を拭いてよく乾かしてから取り付けてください。
フィルターの水洗いは2か月に1回程度が目安ですが、ご家庭の状況や使用頻度によって異なります。また、お掃除機能付きのエアコンの場合は、ほこりがたまる「ダストボックス」を外し、中のほこりを捨てましょう。
エアコンは室内機・室外機の2つでセットになっているので、室外機のお掃除も大切!室内機の電源を切ってからお掃除を始めましょう。
まず、室外機の周りの大きなゴミを取り除き、濡れ布巾で外側を拭き掃除します。裏側のフィンは、ブラシでほこりを払います。ブラシは洗車用などの柔らかいものがおすすめですよ。
また、室外機には室内機と配線・配管がつながっているため、動かしたり倒したりしないように注意してくださいね。
エアコンのうち、自分でお掃除できるのはフィルターやカバーなどの外側まで。ですが、エアコンの内部こそ汚れがたまります。もしこんなサインが出ていたら、内部がカビやほこりで汚れているかも!?
・ルーバーに黒いポツポツがついている
ルーバーの黒いポツポツの正体はカビ。エアコン内部でカビが発生し、それが外側まで出てきてしまっています。
・運転時にニオイがする
エアコンを回すとニオイが気になるときも、原因のほとんどはカビです。
エアコン内部の分解洗浄には正しい知識が必要です。当てはまる方はプロのエアコンクリーニングを検討してみてくださいね。
すてきテラスからエアコンクリーニングのお申込みが可能です。プロの分解洗浄なら、エアコン内部に潜むカビやほこりもしっかりキレイに!適切な知識でパーツを分解し、しっかり洗浄します。「エアコン内部の汚れが不安…」「セルフチェックに当てはまる...」という方は、プロによるエアコンクリーニングをおすすめします!