「フィルター掃除を定期的にやっているから安心!」と思っているあなたは要注意。エアコン内部はカビやほこりで汚れているかもしれません。今回は、プロのエアコンクリーニングが必要な理由について解説します。
「エアコンのお掃除なら自分でやっているし、プロのハウスクリーニングにお願いするほどではないかも…」と思っている方は多いよう。季刊誌「素敵生活」88号のアンケートでも「自分でできる範囲でお掃除している」という方が7割という結果でした。
ですが、エアコンには自分でお掃除できない箇所があるのです!!
それは、エアコンの「内部」。自分でお掃除できるのは、カバー、フィルター、ルーバーといったエアコンの外側に限られます。そのほかのパーツを掃除するには、多くのパーツを正しい手順・方法で取り外し、元に戻さなければなりません。お掃除をする際も、電気部分や配線に水がかかると漏電の可能性もあります。内部をお掃除するためには、正しい知識と技術が必要であるため、プロの手が必要なのです。
エアコン内部は自分でお掃除できないうえ、外から見えないのでどのくらい汚れているのかも分かりません。「本当に、プロにお願いしないといけないほど汚れているの…?」と思ってしまいますが、実はエアコン内部はカビが発生する条件が全てそろっている「カビの温床」なのです!
カビが発生する主な条件は「水」「空気」「栄養」の3つ。エアコン内部では、吸い込んだ空気中の熱を移動させる際に結露が発生するので「水」があります。また、空気を通す機械なのでもちろん「空気」もたっぷり。さらに、空気中のほこりはカビ菌の「栄養」になります。
普段、カバーやフィルターをどんなにきれいにお掃除していても、この内部のカビを取ることはできません。放っておくとどんどん増えてしまうため、プロのエアコンクリーニングが必要なのです。
お掃除機能付きエアコンと聞くと「自動でお掃除してもらえるから安心!」と思ってしまいがちですが、やはりプロのクリーニングは必要です。なぜなら、お掃除機能はエアコンの内部まできれいにしてくれるわけではないからです。
各メーカーのお掃除機能の多くは、フィルター部分の掃除のみです。運転を止めると、専用の機械がフィルターに詰まったほこりを自動的に取り除き「ダストボックス」や「ほこりキャッチャー」と呼ばれる所にためておいてくれる仕組みです。
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つまり、エアコン内部は人によるお掃除が必要なのです。プロのエアコンクリーニングなら、内部のお掃除に必要な部品の分解も安全に行ってもらえます。無理に自分で分解せず、専門知識と技術を持ったスタッフに任せましょう。
エアコン内部の汚れやカビまできれいにしてもらえる、プロのクリーニング。では、具体的にどんなことをしてくれるのでしょうか?
プロのエアコンクリーニングで行うのは「分解洗浄」です。内部のフィン(熱交換器)、ファン、ドレンパンなどを分解し、水や洗剤で洗浄します。濡れてはいけない部品や室内はきちんと養生してもらえるので安心ですよ。
プロのエアコンクリーニングは、なるべく定期的に行うのがおすすめです。こちらは、1年分・5年分のエアコンの汚れを比較した写真です。1年分の汚れを落とした水がうっすら濁っているのに対して、5年分の汚れを落とした水は真っ黒!
こんなに汚れをためたままエアコンを回していると思うと恐ろしいですよね。ご家族の健康のためにも、ぜひプロのエアコンクリーニングをご検討ください。
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