冬のお部屋は、暖房の影響で空気が乾きやすくなります。肌や喉の不調を防ぐためには、加湿器を使って湿度を上手にコントロールすることが大切。今回は加湿器の選び方や使い方のポイントを、ダイニチ工業さんにお聞きしました。

加湿器の種類は超音波式、スチーム式、気化式、ハイブリッド式の4つに大きく分かれます。卓上などのデスクまわりに向くのは超音波式、冬の寝室や子ども部屋にはスチーム式が適しています。リビングやLDKなどの広めの空間には気化式やハイブリッド式がおすすめです。




※ハイブリッド式には加熱した水に細かい振動を与え、霧状にして空気中に噴霧し加湿する「超音波式×加熱式」もあります。

ダイニチ工業のWebサイトでは必要な加湿量の計算ができます。

床付近では湿った空気が滞りやすく、ほどよい高さをつけることで部屋全体に潤いが広がります。
また、エアコンの風が直接当たらない場所を選ぶのも大切です。乾いた温風が当たるとセンサーが正確に湿度を感知できなくなります。
窓際や壁際に置くと結露やカビの原因になるため、加湿器はそこから20〜30センチほど離して設置を。近くに湿度計を置き、40〜60%を目安に保てば快適です。


冬は加湿することで体感温度が上がり、暖房を強くしなくても快適に過ごせます。空気が潤うとウイルスの活動も抑えられ、風邪予防にも効果的です。
夏は湿度が高いように感じますが、エアコンを長時間使うと部屋の空気は意外と乾燥しやすくなります。湿度センサー付きの機種を使えば、過加湿を防ぎながら心地よい環境を保てます。
さらに春は、加湿によって花粉やホコリが床に落ちやすくなり、空気中に浮遊するのを抑える効果があります。

ダイニチ工業
HD-LX1025
広いLDKにも対応する大容量モデル。静音設計と省エネ性能を兼ね備え、一年を通して部屋の湿度を快適に保ちます。

スマホやタブレットを使って運転のオン/オフや湿度の設定などをコントロールできます。

部屋の空気を適度な湿度(40〜60%)に保つことは、人だけでなく家具や床材の保護、観葉植物の健康にもメリットがあります。

とくに水まわりの家電は、メンテナンスを怠ると雑菌が繁殖し、健康への影響が出る可能性もあります。タンクの水は毎日新しい水道水に入れ替え、継ぎ足しは避けることが基本です。
また、フィルターやトレイなど水が通る部分は、取扱説明書に沿って定期的に洗浄や、汚れ具合に応じた交換を行いましょう。
洗浄の際は水洗いを基本とし、アルコールや強い洗剤は素材を傷めるため使わないのが安心です。シーズンオフに収納する際は、各部をしっかり乾かしてから保管し、ホコリが入らないよう箱や袋に入れておくと長持ちします。正しいお手入れが、清潔で安心できる加湿環境を支えてくれます。

フィルターのお手入れはけっこう面倒なもの。使い捨てタイプのフィルターが利用できるモデルであれば、手間が少なくて済みます。

タンクの洗浄は水洗いが基本。ハンドル付きのスポンジなどを使って素材を傷つけないように奥までやさしく洗いましょう。
Column
タンクやトレイ、気化フィルターの洗浄にはクエン酸と重曹が有効
加湿器のタンクやトレイ、気化フィルターなど、水が通るパーツには汚れが付着しやすく、水アカやカビが発生しやすい部位です。水アカにはクエン酸、ニオイ対策には重曹が向いており、それぞれ用途に合わせた洗浄方法を選ぶと効果的です。
洗う際は、40℃ほどのぬるま湯を入れた容器に粉末を溶かします。粉末の量はクエン酸は4リットルあたり約25グラム、重曹は4リットルあたり約150グラムが目安となります。パーツをその溶液に浸し、30分〜2時間置いてから、スポンジやブラシで軽くこすり、最後に水道水で丁寧にすすいで乾かしてください。

気化フィルターをクエン酸や重曹で浸け置きする場合は、バケツの代わりにファイルケースを使うと作業しやすく便利です。

ファイルケースに40℃くらいのお湯を入れ、そこにクエン酸や重曹の粉末を溶かします(粉末の量はクエン酸・重曹のメーカーの取扱説明書の記載に従ってください)。クエン酸と重曹を同時に入れないようにしましょう。

クエン酸もしくは重曹を溶かしたお湯に気化フィルターを浸けます。

30分から2時間ほど浸け置きします(浸け置き時間はクエン酸・重曹のメーカーの取扱説明書の記載に従ってください)。

水道水で2分以上を目安にしっかりとすすいで、乾かしてください。