2021/03/10

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【整理収納術】

ゴミ箱編

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少しの工夫で見違える! 「ゴミ箱」アイディア集

整理収納は暮らしやすさの秘訣ですが、実はゴミ箱を工夫するだけで、おうちの印象もキッチンの使い勝手もぐんとアップします。今回は、暮らしやすさに直結する「ゴミ箱」について、お片づけのプロ・大橋わかさん(おうちデトックス代表)に教えていただきました。

◎まずはおうちの「ゴミ箱」を見直しましょう

おうち中のゴミ箱をチェックして、使い方に最適なゴミ箱を選びましょう。

 

Step1 分別の数とゴミの量を確認

わが家のゴミは何分別?

燃えるゴミ、燃えないゴミ、自治体等が回収してくれる資源ゴミ、スーパーで回収している食品トレイや牛乳パックなど、一般的に4~5種類に分かれますね。

MAXのゴミ量はどれぐらい?

それぞれのゴミが最大級に多いときを基準に、ゴミ箱のサイズを考えましょう。少ないタイミングに合わせてしまうと、時にはあふれたりして見た目も衛生上もよくありません。

以上の2つを把握したうえで、最適なゴミ箱を選んでいきます。最初に考えるのは“フタがあったほうがいいか”です。臭いが出るゴミを捨てるところは、フタ付きになりますね。

Step2 キッチンで使える便利なフタ付きゴミ箱は主に3種類

生ゴミを入れるところはやはりフタ付き。お料理中にパッと捨てられて使いやすいゴミ箱として、3つのフタ開閉パターンのものをおすすめします。それぞれ良い点も弱点もあるので、いちばんしっくりくるものを選びましょう。

プッシュ式

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ワンプッシュでカンタン開閉。ペダルがないのでペダル掃除の必要はありません。ただし調理中など、手が濡れた状態で開けたいことが多い人にはやや不便かも。

ペダル式

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手がふさがっていても足でペダルを踏んで開閉するので便利。ただしペダルが汚れるのでペダルの掃除が必要です。

センサー式

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手を近づけるだけでセンサーが感知し、自動でフタが開閉。手が濡れたり汚れたりしていてもラクに捨てられます。ただし初期費用が高めで、電池交換が必要です。

 

 

出典:ひらけ、ゴミ箱 ZitA
販売元:株式会社さくらドーム

Step3 ゴミが少量ならフタなしでOK。

ゴミ箱の汚れが気になるなら丸洗いできるプラスチック製や、清潔感重視のスチール素材もいいですね。

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少量でも細かい分別が必要な場合は、コンパクトなデザインのゴミ箱を並べると場所をとりません。

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資源ゴミがそれほど溜まらないならファイルボックスに入れても便利。ペットボトルキャップもクリップで止めた袋に入れて、ふだんは棚の奥に隠して置けます。

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資源ゴミがたくさん出るなら、木箱をリメイクしたこんな大容量のものも便利。

◎美観をよくするアイディアをプラス

一般的に、ゴミ箱にはビニール袋を入れて使いますね。ビニールが見えない「ゴミ箱inゴミ箱」にすると、それだけで格段に見た目がよくなります。

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捨てるゴミ箱にはビニールを入れます。そのゴミ箱をもう一回り大きなゴミ箱に入れると・・・ビニールが見えないスタイリッシュなゴミ箱の完成です♪

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ゴミ箱inゴミ箱の、中に入れるゴミ箱を2つ並べれば分別ゴミ箱の出来上がりです。

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ビニール袋が外にはみ出ないゴミ箱や、袋が見えないようにするためのグッズもあります。

ゴミ箱ではないグッズも、ぜひゴミ箱として活用してみましょう。100円ショップなどのファイルボックスや収納ボックス、ランドリーボックス、カゴやバケツなどはデザインも豊富にあるので、使いやすいものを楽しく選べます。

◎使いやすさと省スペースに大活躍の「紙袋」

ゴミの量が少ないところなら、壁面に貼った紙袋をゴミ箱として活用できますし、省スペースにもなります。また、スーパーに持っていくリサイクル用品も紙袋に入れておけば、そのまま持っていけて便利です。

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ちょっとした隙間になっている壁が、紙袋やビニール袋を使うことでゴミ置き場に変身。

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紙ゴミを紙袋にまとめておけばそのまま捨てられます。ストックの紙袋も一緒に置いておけば交換もスムーズです。

 

①分別の数を把握する。

②ゴミのたまるMAX量を把握する。

③フタありorなし、ゴミ箱のタイプを選ぶ。

④見えるゴミ箱はひと工夫して魅せるゴミ箱へ。

 

少しの工夫で見違える!「ゴミ箱」アイディア集ぜひ、やってみてくださいね。
ゴミ箱でおうちを暮らしやすくする作戦、いかがでしたか?次回は、クローゼットや押し入れの収納術を紹介します。お楽しみに♪

整理収納サービス

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株式会社おうちデトックス 代表 大橋 わか

収納インテリアアドバイザー

保有資格
整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、ライフオーガナイザー1級、インテリアコーディネーター、住宅収納スペシャリスト

プロフィール
大手カーテンメーカーを経て、青山の輸入家具・雑貨のセレクトショップでインテリアコーディネーターとして勤務。
個人宅と建売住宅のコーディネートを行う中で、「見せるためのインテリア」と「実生活でキレイを維持できるインテリア」は全く違うと知り、整理収納の大切さに気づく。「収納のチカラで叶えるインテリア」をコンセプトに個人宅の整理収納を中心にフリーランスとして約7年活動。2016年にチームで仕事を開始し、2018年1月株式会社設立となる。現在、テレビ・メディア多数で活躍。

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