季刊誌「素敵生活」のWeb読者アンケートによれば、お悩みが多かったのが、油汚れや水アカ。どちらも時間が経つほど固着し、落としにくくなるのが特徴です。
毎日のちょっとしたお掃除「毎日のお手入れ」と、時間をかけて行うスペシャルなお掃除「しっかりお掃除」を上手に組み合わせて、いつもピカピカのキッチンを実現しましょう!
全体に電解水クリーナーを吹き付け、クロスでさっと拭き上げます。
フードの外側部分は電解水クリーナーでさっと拭き掃除を。市販の不織布フィルターを設置すると、ファンやフィルターに汚れがたまりにくくなります。
シンク内は、お掃除用スポンジで全体を洗いましょう。最後にシンクまわり全体の水分を拭きとる習慣をつけると、水アカやカビの予防になります。
◎シンク下に湿気がこもりカビ臭い?
収納扉を開放して換気することが大切です。湿気が気になる場所は家に人がいない時間帯に開けておくと良いでしょう。旅行などで家を留守にする際に、収納扉を全て開けておくのもおすすめです。
◎細かい傷がついてしまったら?
プロのコーティングで傷を目立たなくできることも。まずはプロに相談しましょう。
◎ステンレスシンクのサビはとれるの?
サビは基本的に落とせないことが多く、ヘアピンなどはすぐにサビてしまうので放置しないようにしましょう。
❶ 排水口カバーやゴミ受け、排水トラップなど外せる部品を外す。
❷ 各部品に泡タイプの塩素系洗剤を吹き付け、スポンジやブラシで汚れやぬめりを落とす。
❸水でしっかり洗い流す。
◎塩素系漂白剤・洗浄剤と、酸性タイプの洗浄剤(酢やクエン酸なども)が混ざると危険な塩素ガスが発生します。絶対に混ぜないでください。また、塩素系漂白剤・洗浄剤を使用するときは充分な換気をしましょう。
電解水クリーナーとマイクロファイバークロスで日常的に拭き掃除を行うと良いでしょう。
ただし、壁紙(クロス)の場合は損傷の原因となる場合があるので注意が必要です。
【キレイのポイント:洗剤拭きは下から上へ!】
油汚れが付着した壁に洗剤を直接吹き付けると、液が垂れてあとがつくことがあります。洗剤で拭く際は、下から上に拭き上げるのがポイント。洗剤を壁ではなくマイクロファイバークロスに吹き付けるとさらに安心です。
フローリングは洗剤や水気はNG。かたく絞ったぞうきんでさっと拭き上げます。
除菌の目的でアルコール成分のもので拭くのもコーティングを剝がず原因となるのでNGです。
【キレイのポイント:目地の汚れに注意!】
つい拭き残してしまいがちなのが目地(溝)に溜まった汚れ。雑巾は目地に沿って動かすようにしましょう。 細い棒に布を巻きつけ輪ゴムで固定したものを用意して、汚れをかき出すのもオススメ!
掃除は、受け皿や網など外せる部分を洗う程度にします。
庫内を掃除した時に、洗剤成分が残って故障の原因になったり、スポンジやふきんのほつれから発火の原因となる場合があります。
※魚焼きグリルの庫内は、本来、過度の水濡れが想定されていない箇所です。洗剤の吹き付けや、水気の多いぞうきんの使用はしないでください。
食洗機はカゴやアミなど外せる部品を外して洗います。庫内は基本キレイなので、軽く拭く程度でOKです。
使用後に電解水クリーナーを吹き付けたクロスで拭く程度でOKです。
※オーブンレンジの庫内は、本来、過度の水濡れが想定されていない箇所です。洗剤の吹き付けや、水気の多いぞうきんは使用しないでください。
ニンジンなどの色素がついて取れなくなってしまうことがあります。その場合は、泡タイプの塩素系洗剤(ハイターなど)を吹き付け、キッチンペーパーで湿布、さらにラップをかけて10分程度置き、その後よく水拭きします。
1回のお掃除で落ちない汚れも、日常のお手入れを重ねるうちに薄れていく場合も多いもの。無理な漂白や研磨で素材を傷めないようにしましょう。
※注意:メラミンスポンジは、こすった箇所だけ色が変わることがあるので要注意!
コンロのごとくや換気扇パーツをしっかりお掃除する際は、「つけ置き洗い」が効果的!
❶ シンクにゴミ袋を二重にして広げる。
❷ 60〜70℃のお湯を袋の中にためる(給湯器で温度設定ができます)。
❸ お湯にアルカリ性洗剤(重曹など)を溶かし、換気扇パーツやごとくをつけ置きする。
❹ 10〜15分置いて取り出し、ブラシなどでこすり、水でよく洗い流す。
❺ 汚れたお湯は数回に分けて流す。
水栓まわりなどのガンコな水アカには「ラップ」が効果的!
❶ スポンジにクエン酸水を含ませ、水アカによくなじませる。このときにラップをすることで浸透力を高めます。
❷ 少し時間を置いて、汚れがやわらかくなったら、割り箸や、不要となったプラスチックカードなどを使って削り取る。
【クエン酸水スプレーの作り方】
水100mlに対し小さじ約半分のクエン酸を加えます。
液の中に粒子ができるだけ残らないようしっかり混ぜましょう。
※クエン酸はドラッグストアやスーパーなどで購入できます。食用でなくてもOK。
換気扇を分解し、こびりついたホコリや油汚れをスッキリ洗浄!換気効率が改善します。
収納扉の汚れや劣化が気になったら、扉の交換と天板・シンクのコーティングがセットになったリメイクがおすすめ。お好みのカラーにイメージチェンジもできます。
最新のレンジフードやコンロは汚れがつきにくく落としやすい加工がされていて、お手入れがラクに! タッチレス水栓への交換も人気です。