朝の忙しい時間のお弁当づくり、短時間でパパっとおいしくできれば……。牧野直子さんおすすめの超時短弁当を紹介します。
中学、高校、大学の10年間、息子さんのお弁当をつくってきた料理研究家の牧野さん。体育会系の部活動だったため、品数はもちろん量もひと苦労。今はご主人に健康弁当をつくる日々ですが、お弁当づくりで苦労した牧野さんのおすすめが超時短「コンテナ弁当」。
保存容器のコンテナで調理し、そのままお弁当として持っていくというもの。コンテナはサイズも豊富で、軽量。電子レンジで加熱でき、材料を入れてレンチンすれば立派な一品に。容量がほぼカロリーの目安になるのでカロリー計算も簡単。前夜に仕込んでおけばさらに朝がラク。油で炒めたりしないのでとてもヘルシーです。
前夜に仕込んでおける
前夜に野菜を切っておく、肉や魚は調味料に漬け込んでおけば下味がつく、など朝バタバタしないですみます。
翌朝、レンチンで完成
前夜に仕込んだ場合、冷蔵庫からコンテナを出し、レンチンするだけ(蒸らすと同時に少し冷ましましょう)。
お弁当箱に詰める必要なし
冷ましたコンテナはそのままお弁当として持って行けます(傷み防止にはふたの露を拭うとよいでしょう)。
カロリー計算しやすい
お弁当箱におすすめのサイズは上の3種類。容量でカロリーも把握しやすく便利です。軽くて持ち運びもラク。
●ふたを少しずらす
破裂防止に、コンテナのふたを少しずらして電子レンジで加熱しましょう。
●コンテナごと振る
加熱後、調味料を和える際はコンテナごと振ればOK。全体に混ざります。
※大さじは15㎖、小さじは5㎖です。電子レンジ500Wの場合は少し長めに加熱してください。
がっつりお肉の洋風弁当。
野菜もたっぷりと
主菜が肉のコンテナ弁当
作り方
480㎖のコンテナにAを入れて混ぜ、豚肉を加えてもみこみ、コンテナの端によせる。
たまねぎ、ピーマンを入れて、豚肉をかぶせる(ここまで、前夜に仕込んでもOK)。
ふたをずらし、電子レンジ600Wで3分加熱する。2分蒸らして全体を混ぜ、粗びきこしょうをふる。
作り方
130㎖のコンテナにキャベツ、にんじん、コーンを入れる(ここまで、前夜に仕込んでもOK)。
ふたをずらし、電子レンジ600Wで1分加熱する。マヨネーズ、フレンチドレッシングであえる
味つけを工夫していつもと違う中華風に
主菜が魚のコンテナ弁当
作り方
300㎖のコンテナにAを入れて混ぜ、鰆を入れてからめ、コンテナの端によせる。
キャベツ、たまねぎを入れて、鰆をかぶせる(ここまで、前夜に仕込んでもOK)。
ふたをずらし、電子レンジ600Wで3分加熱し、蒸らす。
作り方
130㎖のコンテナにカーラーピーマンを入れる(ここまで、前夜に仕込んでもOK)。
ふたをずらし、電子レンジ600Wで1分加熱する。塩昆布、ごま油、炒りごまを加えてふたをしてふり、冷ます。
甘辛たれとジューシーさがたまらない!
鶏照り焼き弁当(641㎉)
材 料 (1人分)
※お弁当箱の容量は600㎖
作り方
じゃがいもを塩ゆでする。
じゃがいもをつぶし、味つけする。
ズッキーニを焼く。
鶏肉を焼き、味つけする。
食べごたえ、彩り、満足感と
三拍子そろったお弁当の定番メニュー
そぼろ弁当(665㎉)
材 料 (1人分)
※お弁当箱の容量は750㎖
作り方
スナップえんどうをゆで、味つけする。
鶏そぼろを作る。
炒り玉子を作る。
鶏そぼろ、炒り玉子をのせる。
牧野直子
Naoko Makino
管理栄養士、ダイエットコーディネーター、料理研究家。女子栄養大学卒業。スタジオ食(coo)主宰。テレビ、雑誌などで活躍中。著書に『栄養のこと、ちゃーんと考えた毎日おいしい弁当』(朝日新聞出版)など多数。