お部屋を見回して何かもの足りないと思ったら、ひとつ植物を加えてみてください。雰囲気がぐっと良くなりますよ。 今回は、手軽にできる人気のスワッグと、初春にピッタリな菊の花の洋風アレンジをご紹介します。
お花や葉を束ねて壁などにかける飾りがスワッグです。スワッグはドライフラワーになっても素敵な植物を使って作ります。ナチュラルで素朴な雰囲気が、インテリアとしてお部屋のイメージ作りに一役かってくれる、とても人気の高いアイテムのひとつ。これからの華やぐ季節、贈り物にしても喜ばれます。難しそうに見えますがコツを覚えれば意外と簡単!素材や組み合わせ方を工夫すると、旬のお部屋が出来上がります。
バラ、ビオラ、千日紅、スターチス、エリンジウム、ミモザ、エリカ、オレガノ、ローズマリー、ケイトウなど
今回は「素敵生活」のスタイリングを担当している小川恵子先生に、そのままドライにできる生花を使った、スワッグの作り方を教えていただきます。
<材料>
ユーカリ・プロテア ロビン・ビバーナム ティナス・ユーカリ ベルガムナッツ
クリスマスのデコレーションにもぴったり。12月の華やかな雰囲気がお部屋に広がります。
クリスマススワッグの作り方
<材料>
<作り方>
[*]チキンネットとは、細い金属で六角形の網目状にできており、DIYやフラワーアレンジメントなどにも活用されています。100円ショップやホームセンターで購入できます。
春を告げるミモザは、スワッグの花材としても大人気。生花で楽しむ期間が短いので、ドライにして1年中楽しみましょう。
基本的にドライフラワーになる植物が材料なので、湿気を非常に嫌います。風通しのよいところに飾りましょう。また、空気が乾燥する秋から春にかけてがスワッグにとって適した季節です。また直射日光が当たる場所は、色が褪せたり、葉や花びらの傷みの時期が早くなったりするので避けた方がいいでしょう。
比較的安価で手に入る菊の花。種類が豊富なのでいろいろな菊を使ってアレンジメントを楽しむことができます。
今回は3種類の菊とグリーンを使って豪華に見えるよう生けてみましょう。
<材料>
フジバカマ、ユーカリ(シルバーウェーブ)、菊(セリカイエロー)、菊(ゼンブラライム)、菊(スプレーマム セイカーク)
花のサイズが大きいものと小さいものを組み合わせると形を整えやすくなります。
大きい花だけだと隙間を上手に埋められません。
花があまったらこんな風にちょこっと生けても可愛いですよ。
大きく分けると、江戸時代に中国から入ってきて品種改良された「古典菊」と、イギリスを中心に欧米から入ってきた「洋菊」の2種類。江戸菊、嵯峨菊、美濃菊など地名をつけられているのが「古典菊」、スプレーマム、ピンポンマムなど小花でたくさん花をつけるのが「洋菊」です。
お花を手軽にインテリアに取り入れるアイデアをご紹介♪
切り花を長持ちさせる茎の水切り、身近にあるカゴとグラスを使ったアレンジ、花器の形に合わせた飾り方、オアシスを使ったフラワーアレンジメントなど分かりやすく動画でご紹介しています。
小川恵子先生のプロフィール
神奈川県生まれ アトリエ リュイッソー 主宰
フラワーコーディネーター、テーブルコーディネーター、インテリアスタイリスト、ホームステジャー、木村ふみ氏に師事
カルチャースクールフラワー講座、輸入洋食器会社でテーブルコーディネーター、店舗、結婚式場のディスプレイスタイリング などに携わり現在に至る。「素敵生活」誌上のインテリアページでフラワーコーディネート、インテリアスタイリストとして活躍している。