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レシピ・健康・イベント
暑い夏にそうめんがアツい！
夏の定番として手軽に涼を感じられる「そうめん」。近年では、ひと手間加えて味のバリエーションを楽しむ「進化系そうめん」が注目を集めています。今回は、そうめん研究家として活躍するソーメン二郎さんにお聞きした、簡単につくれて奥深い、そうめんの楽しみ方をお伝えします。
写真提供／南島原市
麺の太さもさまざま。自分にピッタリの一品は？
麺の製法は大きく手延べ／機械式に分かれ、できあがりの太さでそうめん、ひやむぎ、うどんと呼び名が変わります。
手延べ
棒状にした生地を2本の箸にかけ、ゆっくりと引き伸ばす作業を繰り返して麺を細くしていく伝統的な手法。機械式とはコシとうまみが違う。
機械式
機械でこねた生地を
刃物で細く切り乾燥させる。
呼称の違い
手延べ
1.7mm未満…そうめん、ひやむぎ
機械式
1.3mm未満…そうめん
1.3mm〜1.7mm未満…ひやむぎ
※食品表示基準では、手延べは太さ直径1.7mm未満に引き延ばしたものをそうめん、ひやむぎのどちらで表示してもよいとされています。手延べ、機械式のどちらも1.7mm以上がうどんです。
ご当地色豊かなそうめんづくり
西日本を中心に全国でつくられるそうめんは、麺の太さや長さ、風味や彩りなど、地元のご当地食として受け継がれてきました。
画像をクリック！
梅干し１個でコシが出る
つるつるしたのど越しを堪能するため、ゆで時間は袋の表記どおりに。梅干しを入れてゆでると、酸の作用で麺にいっそうコシが出ます。
沸騰したお湯に梅干しを1個入れる。
麺をほぐしてぐるりと対流させれば
かき混ぜる必要はなし。
冷水でもみ洗いし水気をよく切る。
氷水につけて食卓に出すと、氷のカルキ臭が麺に移って小麦の風味が失われてしまう。
氷を使うのはもみ洗いする短時間で。
※食卓に出すときに氷水にはつけない
小麦の風味が口の中に広がる
小麦や水にこだわってつくられた手延べそうめん。シンプルな味付けで食べれば、噛むたびにその風味を実感できます。
上質なオリーブオイルを多めにかけ、麺をほぐすとのど越しもアップ。岩塩を使うと少量で味が引き立つ。鯛塩も◎。
※一般的なそうめん１束は約50g
＃ぶっかけそうめん
甘味と辛味、つゆの旨味のバランスが◎
材 料（2人分）
作り方
ハチミツで甘味と辛味のバランスを調整し、めんつゆで旨味を出します。
オリーブオイルは玉ねぎドレッシングのような爽やかな味わいになります。
＃汁そうめん
山椒はそうめん全体に絡めて食べても◎
材 料（2人分）
作り方
＃炒めそうめん
オイスターソースが味の決め手！
材 料（2人分）
作り方
＃浸けそうめん
ゴマ油の風味でめんつゆにコクをプラス
材 料（2人分）
作り方
＃和えそうめん
食べるラー油で好みの辛さに調節
材 料（2人分）
作り方
＃お弁当
お弁当のおかずに一品加える感覚で
材 料（2人分）
作り方
スープポットに入れためんつゆに、
サバ缶を足すとおいしさアップ♪
＃おやつ
残ったそうめんを活用！
ソースとの相性も抜群
材 料（2人分）
作り方
そうめんはもっちりとした食感に。
おやつ感覚で楽しめます。
＃おつまみ
カラッと揚がった
そうめんの食感が楽しめる
材 料（2人分）
作り方
＃歴史的なレシピの再現
夏バテ解消にも！
お酢が効いた日本人好みの味
材 料（2人分）
作り方
めんつゆや薬味の選び方
さっぱりしたそうめんには、
だしが効いた
濃いめのめんつゆがよく合います。
どのめんつゆを選ぶか迷ってしまったら、だしの素材別に食べ比べるのがオススメ。
写真左から、四万十川の鮎を使った「鮎だし入りめんつゆ」／隠し味の蜂蜜入り「高千穂峡つゆ しいたけ味」／鰹節・鯖節と昆布を使い、麺に絡むだしのにごりを残す製法の夏期商品「ゴールドつゆ 素麺」／鰹で2回だしをとり、旨味と香りにこだわった「追いがつおつゆストレート」
薬味は脱マンネリのおいしいスパイス。
少量で味のアクセントになったり、ピリリとした刺激を加えたりと、食べ方も味も香りも広げてくれます。チューブ入りの薬味（例：青ジソ・ミョウガ・バジル・パクチー・レモン）をちょい足しすれば、何通りもの組み合わせを試せます。
ソーメン二郎さん
奈良県出身。三輪素麺製麺所の家系に生まれ、メディアを通じてそうめんの啓蒙を行う。
著書に「そうめんソータロー」（ポプラ社刊）など。
そうめん専門店「そうめん そそそ」のオーナーに教えていただいた、人気メニューの再現レシピをご紹介します。
味付け（隠し味）は昆布茶 ！
材 料（2人分）
作り方
市販のクリームシチューの
素（顆粒）でコクを出す
材 料（2人分）
作り方
2018年、東京・恵比寿にオープンした専門店（2024年7月現在、恵比寿店は移転準備中。日比谷OKUROJI店と渋谷ヒカリエ店の2店舗を運営）。
日比谷OKUROJI店では、そうめんと合わせることがないような高級食材との組み合わせで新しい価値を提案。渋谷ヒカリエ店では自分の好きなだしやトッピングを組み合わせることができ、そうめんを研究するように楽しめる。
このほか、ディナーではお酒を楽しみながらこだわりの一品料理なども提供。そうめんのいろいろな楽しみ方を提案している。
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