洗面台下は配管がじゃまで、どうもうまく片づかない…。不要品を処分してもさっぱり使いやすくならない…そんなお悩みを抱えていませんか?実は、ちょっとした工夫ですぐに使いやすく整理できるんです!今回もお片づけのプロ、大橋わかさん(おうちデトックス代表)に、とっておきのアイデアを教えていただきました。
洗面台下収納は大きく分けて2タイプ
■ 扉タイプ
■ 引き出しタイプ
それぞれのお片づけについて解説していきます。
高さがあるので大物は入れやすいけれど、棚がないので細かいモノがごちゃつきがちです。
【タイプA】
細かいモノが多くて、なかなか片付かない…
【タイプB】
バケツのような大きいものも入れているけど、うまく取り出せない…
【タイプC】
手放すのは得意なのでモノは少ないけど、うまく整理できない…
細かいモノが多くて、なかなか片づかない▶引き出しを入れる
細かいモノが多い方向け。引き出しで仕切る分、収納スペースとしての容量は減りますが奥のものまで取り出しやすくなります!
この写真では、右側は引き出し、左側はコの字ラックを使用しています。それぞれプラスチックケースに収納して整理整頓できました。
バケツのような大きいものも入れているけど、うまく取り出せない▶棚を入れる
シンク下用の配管をよけて設置できる棚を使えば、狭く限られたスペースを効率よく活用できます。
大きなものや背の高いものは、棚のないスペースをつくり収納します。
自分で棚を作ればサイズもピッタリになりますね。
手放すのは得意なのでモノは少ないけど、うまく整理できない▶カゴを使う
洗剤などを大きめのカゴに収納して引き出して使います。カゴごと引き出すので、奥に入れたものも取り出しやすくなります。
トレイなら奥まで見えるので、日用品などの在庫量も把握しやすくなります。
ボトルなど、タテ長のものを収納する場合は、ファイルボックスが便利です。ボックスの背を正面にすると目隠しにもなり、斜めにカットされているタイプなら、配管をよけることもできます。
洗面台と壁の間に隙間がある場合は、キャスター付きの隙間収納を利用して最上段には使用頻度の高いものを置きます。
引き出しタイプの基本は「立てて収納」です。
引き出しの中は、カゴなどで仕切って分類しましょう。上から見た時に何が入っているかわかるように「立てる」のがコツです。
化粧品など細かいモノは仕切りのあるカゴに入れ、入らない場合は外側に並べて見やすいように配置しましょう。
ケースを使うことで、ボトルが倒れにくくなるのもポイントです。
見た目にこだわるなら、入れ物をクリアケースで統一すると、より綺麗に見えますよ。
まずは洗面下収納にあるものを一旦全部出してみます。「モノが増えて使いづらいな」と思ったら、ぜひ「全部出す」をやってみましょう。お掃除もできてスッキリしますよ。
使わないものを処分して、最適な分類で収納します。分類方法は3つです。
オーソドックスなパターンは・・・
という分類です。みなさんのお宅に合った最適な分類方法を見つけて、効率的に収納しましょう。
なんだかゴチャゴチャしてしまう洗面台下の収納アイデア、いかがでしたか?
使いやすい収納スペースを作るには、場所に合った収納グッズを選ぶことも重要です。ぜひ工夫してみてくださいね!その前に、「減らす」「わける」をお忘れなく!
株式会社おうちデトックス 代表 大橋 わか
収納インテリアアドバイザー
保有資格
整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、ライフオーガナイザー1級、インテリアコーディネーター、住宅収納スペシャリスト
プロフィール
大手カーテンメーカーを経て、青山の輸入家具・雑貨のセレクトショップでインテリアコーディネーターとして勤務。
個人宅と建売住宅のコーディネートを行う中で、「見せるためのインテリア」と「実生活でキレイを維持できるインテリア」は全く違うと知り、整理収納の大切さに気づく。「収納のチカラで叶えるインテリア」をコンセプトに個人宅の整理収納を中心にフリーランスとして約7年活動。基本的な“整理の考え方”具体的な“ 整理の方法”実践的な“収納のコツ”を実体験や事例を交え、テレビ・メディアなどで多数発信し、活躍。長谷工の整理収納サービスを共同で展開中。