年末と言えば大掃除。でも、いざ年末になるとお正月の準備などもあってバタバタしがち。粗大ゴミを出そうにも混んでいて結局年明けにしか捨てられない、なんてことも。実はスムーズな大掃除のコツは、10~11月の準備にあるのです。さっそく取りかかって、ゆとりある年末を迎えましょう!
この、全く違う2つを大掃除で同時にやろうとするとスムーズにいきません。いざ取りかかると「これも捨てよう」「これは移動しよう」のような片づけに追われ、隅々まできれいにするところまでたどり着けなかったりします。
「11月までは片づけ、大掃除は12月」と決めてそれぞれに集中しましょう。
シューズボックスを重曹で拭こうと張りきっていても、不要品の処分に追われ拭き上げないで終わってしまった…
11月の片づけ時に、靴を取り出しやすくする工夫をしてもいいですね。
例えば、靴を重ねる収納はアクションが多く、結局は出しっぱなしになってしまいがち。
よく履く靴は伸縮タイプのラックに載せるようにするとグッと使い勝手がよくなります。
家中の掃除道具や洗剤等を1カ所に集めて確認しましょう。去年の大掃除用に買ったモノが残っていることが多いので、ぜひ使いきりましょう!洗剤類も古くなると効きめが落ちます。
11月までの片づけ期に、ぜひ家中の掃除道具や洗剤類を点検しましょう!
毎年、年末商戦で大掃除グッズを猛プッシュされると、つい買いすぎてしまいがち…
コロナ禍の巣ごもり生活時に買った粉物など、溜めこんでいませんか?大掃除前にすべての食品ストックを点検し、期限切れのモノなどを確認しましょう。
ローリングストックとは、ズバリ「ストック( 備蓄)」を「ローリング(回転)」すること。
ふだんから少し多めに食材、加工品を買っておき、使ったら使った分だけ新しく買い足していくことで、常に一定量(※)の食料を家に備蓄しておく方法です。
※非常食の備蓄量の基本は家族人数×3日分~1週間分(農林水産省資料による)
非常時の備えともなる飲料水、ウエットタオル、カセットボンベ、乾電池、使い捨てカイロなどもローリングストックで!
備蓄収納のコツ
・古いものから消費しやすいよう、取り出しやすく収納する
・使った分を補充するときは、奥に入れる
片づけを11月までにすると年末まで少し時間に余裕があるので、手放すモノを売ってちょっとしたお小遣いもできます。
★処分方法やサービスいろいろ
手放す判断に迷ったり、売ろうと思うモノは“手放す予定専用ボックス”など置き場所を決めておくと便利です。
オークションサイト/フリマアプリ(ラクマ・メルカリ・ジモティーその他)/リサイクルショップ/宅配買取(カシコシュ)/寄付 など
大掃除スケジュール
スムーズに大掃除ができるように10~11月は「片づけ」を優先し、掃除はついでにできればやる、ぐらいでOK!
・片づけは10~11月に
・掃除道具・用品を見直す
・食品ストックを総点検
・不要品でお小遣い稼ぎも
大掃除を成功に導く片づけ術、いかがでしたか?ポイントを押さえたムダのない収納術でモノが整理されてすっきりとした暮らしを実現してくださいね。一気にやるのが難しければ、ポイントを絞ってやってもいいですね。ぜひ、チャレンジしてみてください。
株式会社おうちデトックス 代表 大橋 わか
収納インテリアアドバイザー
保有資格
整理収納アドバイザー1級、整理収納アドバイザー2級認定講師、ライフオーガナイザー1級、インテリアコーディネーター、住宅収納スペシャリスト
プロフィール
大手カーテンメーカーを経て、青山の輸入家具・雑貨のセレクトショップでインテリアコーディネーターとして勤務。
個人宅と建売住宅のコーディネートを行う中で、「見せるためのインテリア」と「実生活でキレイを維持できるインテリア」は全く違うと知り、整理収納の大切さに気づく。「収納のチカラで叶えるインテリア」をコンセプトに個人宅の整理収納を中心にフリーランスとして約7年活動。2016年にチームで仕事を開始し、2018年1月株式会社設立となる。現在、テレビ・メディア多数で活躍。長谷工の整理収納サービスを共同で展開中。