気楽に生きたいズボラなワーママ・モチコさんは家事が嫌い。わりと好きな家事からめっちゃ嫌いな家事までいろいろありますが、しなくていいならしたくないと思っています。もちろん夫であるチチオさんも同じ。
家事も育児も手抜きのズボラ生活を送るモチコさんは、さらなるズボラを極めるべく、全日本ズボラ主婦連盟の方から話をうかがい、新たなズボラ知識を手に入れました。
あれこれやめて気楽に生きたいズボラなワーママ・モチコさんによる、ズボラ技ややめたことを盛り込んだコミックエッセイ『あれこれやめて気楽に生きたい 最高ズボラ生活』より、今回は料理に関するズボラテク集をお送りします。
まだまだ盛りだくさんの、料理のズボラテク。深いズボラの道を突き進み、家族も巻き込んでズボラ技を極めていきましょう。
子どものお弁当は
定番の購入品&前日の残り
幼稚園や保育園のお弁当作り、毎日のことではないからこそ、運動会や遠足で突然作るとなると、なんだかそわそわしてしまうことありませんか? でも、考えてみれば幼稚園児のお弁当は手のひらサイズ。イチから手の込んだものを作るというよりは、子どもが喜んでくれればいいのかもしれません。そう考えると、「お弁当の彩り」さえ押さえておけばいいのかも。パッと見たときに華やかな印象を与える「赤・緑・黄色」が入っていればいいので、お弁当の日はミニトマト、キャンディーチーズ、冷凍ブロッコリーと冷凍えだ豆を用意。メインになるお肉や、ちょっとした副菜は前日のおかずの残りを詰めればすぐ完成します。
私もこの作り方で、子どもが幼稚園のときの週4のお弁当を乗り切って
いました。「自然解凍OK」の冷食も使えます!
朝ご飯は定番化して
子どもたちが自分で作る
子どもが朝ご飯を作るというと、逆に面倒では、と思われるかもしれませんね。
でも、朝ご飯を定番化してしまえば、子どもでも自分で朝ご飯の準備ができます。朝は「パン」または「ご飯」と決めて、それぞれの主食に合わせるものを「朝パンセット」「朝ご飯セット」として冷蔵庫に入れておきます。「朝パンセット」にはバターやジャム、チョコスプレッドやチーズなどをストック。一方「朝ご飯セット」にはふりかけや瓶づめのご飯のおとも、焼き海苔や納豆などを入れておきます。子どもたちは自分でパンかご飯を選んで、冷蔵庫にしまってあるセットごと取り出して、好きなものを塗ったり、かけたりして食べればOK!
子どもが準備してくれるのって助かる~!
我が家も子どもたちが大きくなってきたら導入したい!
洗って切って冷凍庫へ
下ゆでいらずの野菜下準備
野菜によっては下ゆでなどせず、切ってそのまま冷凍保存が可能なものがあります。例えば小松菜。キレイに洗って、水気を切ってからカットして、加熱をせずにそのままラップか保存袋に入れて直接冷凍庫へ。食べるときは自然解凍でOK。だし醤油をかければおひたし風になります。また、大根やごぼう、にんじんなどの根菜も同じように加熱なしで切ってそのまま冷凍保存ができます。丸ごと一個買ったキャベツも洗って、手で適度な大きさにちぎって保存袋へ。根菜やキャベツは炒めものなら凍ったままフライパンに、汁物なら沸騰したお湯に直接入れます。直接冷凍なら下準備が必要ありません。野菜が安いときに用意をしてみては?
小松菜はそのまま使えるんですね!下ゆでは野菜を洗って、ゆでて、水
を切ってと、なかなか大変。下ゆでなしって素晴らしい……。
野菜もタンパク質も!
具だくさん汁物のススメ
家族の健康を考えて、たくさんのおかずを栄養バランスよく作れればいいのですが、品数が増えればそれだけ手間も増えることに……。それならば、汁物の中に野菜もタンパク質も入れ込んで、具だくさん味噌汁にすれば、少々おかずが少なくても問題なし!野菜とお肉などを煮たものをたくさん作っておいて、半分は当日、お味噌を入れてお味噌汁に、残り半分は翌日ルウなどを入れて、カレーなどにアレンジすることも可能です。 ちなみに前の晩に具だくさん汁物を作っておけば、翌朝はそれにご飯やパンをプラスするだけで手間なし、栄養満点朝ご飯に! スープジャーに具だくさん味噌汁を入れて、あとはおにぎりを添えれば簡単お弁当にも!
私もよくやります(笑)。汁物で栄養の帳尻合わせ。
汁物とカレーはすべてを包み込んでくれる……!
モチコ
イラストレーター兼漫画家で、2児の子育て中のワーママ。主婦歴11年。基本的に在宅ワークで、会社員時代の一人暮らし歴は1年ちょっと。めんどくさがりで家事は極力したくない。料理はそこまで苦ではないが、面倒だという思いより食い意地が少し勝っている程度。それ以外の家事は苦手で、特に片付け、整理収納・掃除は特に苦手。家事にお金はなるべくかけたくない。
チチオ
モチコの夫。会社員で帰宅は遅め。めんどくさがりで家事は極力したくないと考えているが、一人っ子で実家にいたときから家事はまぁまぁ手伝っていた。
イチコ(右)と二太郎(左)
モチコ家の子どもたち。長女(小4)イチコは面倒見がいい長女気質。親のDNAを感じるズボラガール。長男(小1)二太郎は、お手伝いは乗り気のときはしてくれる。イチコほどではないがズボラ成分多め。
漫画家・イラストレーター
モチコ
Mochico
京都府在住の漫画家・イラストレーター。ひょうきんな長女イチコと、甘えんぼうの二太郎にツッコミを入れる日常を描いたマンガをSNS で発信し、現在Instagram フォロワー18.3 万人の人気を誇る(2023年12月現在)。ウェブ媒体での連載のほか、著書に『育児ってこんなに笑えるんや!』(ぴあ) がある。音声プラットフォーム「Voicy」にて2020年より「あれこれやめて気楽に生きたい」を発信。
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@mochicodiary