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防災はもちろん、現代の「井戸端会議」の復活をめざして。

東京都心の閑静な住宅地にある「三田第2コーポラス」では、エントランスの改修や受水槽の撤去など外構整備の際に新たに井戸を設けました。きっかけは地域住民の「もともとこのあたりに井戸があった」というひと言です。「水には何となく人が集まってくるでしょ。昔の井戸の話を聞いて、人々がふらりと立ち寄り、おしゃべりができる『井戸端会議』のような場所を現代に復活させたいと思いました」と管理組合副理事長の山本さん。今ではこの井戸が、住民と地域のコミュニティツールとしての役割をさりげなく担っています。

5月の防災訓練では、新設したトイレ用マンホールでの簡易トイレ試用体験に井戸水が使われました。また、簡易トイレは、夜間には照明が必要、高齢者はつまづきやすく手すりがあると安心、使用後は便座をあげておくという注意書きが必要、など実際に試してみることの大切さが見えてきました。

当マンションではゴミ問題にも積極的に取り組んでいます。昨年には屋外ゴミ置き場を移設し資源ゴミの分別回収保管機能を持たせた「資源リサイクル室」を設置。環境美化やゴミの減量、資源化等への貢献により「港区優良集積所等表彰」を受けました。管理組合専門委員会の佐々木さんは「居住者同士が不用品を持ち寄るリサイクルコーナーが好評です。ここは単なるゴミ置き場ではなく、大切な資源を有効に生かす交流の場だと感じていただければ」とこのスペースの意義を語ってくださいました。つねに居住者の住みやすさや快適性の視点に立ち、住環境の改善に力を注がれています。

 

 

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