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「支え合いが大切だから、防災訓練で“顔の見える関係”づくり」

詳細なスケジュール設定と
役割分担を決めスムーズに

秋晴れの9月21日に第11回ニューロシティ防災訓練が行われました。今回は日野消防署、日野警察署、日野消防団の協力のもと、地震後の火災発生を想定した避難訓練が中心です。管理組合理事会・防火管理委員会の皆さんは詳細な役割分担を決め、分刻みのタイムテーブルを作成、避難誘導などスムーズな進行を実現しました。

各体験ブースも多くの方が参加。起震車では「思った以上に揺れがきつい」「机の下で頭がぶつかる」という声や、AED体験では「人工呼吸のリズムを歌で覚えたり、通行人への依頼の仕方など具体的な説明が参考になった」など体験者ならではの感想が聞かれました。さらに警察署の指導により、マンション防災備品の簡易トイレを組み立てる体験では「実際に備品を見るのは初めて。1度体験すればイザというときすぐ設置できますね」と認識を新たにしました。

防災訓練をきっかけに
つながりをより強く

今回は参加者に飲み物を配布し、豪華防災グッズがプレゼントされるジャンケン大会も行われ、大きな盛り上がりを見せました。「約300人が参加され、年々防災意識の高まりを感じます。今後はより幅広い世代が積極的に参加するよう検討したいと思います。また、運営にあたり経験豊富なライフマネージャーのサポートは心強いですね」と副理事長で防災担当の細川さん。理事長の畑山さんは、コミュニティの活性化と素敵生活が60号を迎えるメッセージと重ねて「コミュニティの活性化には、顔の見える関係づくりが第一歩。素敵生活の冊子はそのきっかけづくりに役立つと思います。また、今後は女性の参加が理事会を変える原動力になるのではと感じています」と期待をこめて語ってくださいました。

 

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「身近なモノで防災!~危機意識の共有で災害対策強化」

目からウロコの防災情報

晩夏の日曜、グラン・コート北宇治Ⅱにて防災イベントが催されました。当日は地震防災専門講師による講義と非常食試食会が行われました。被災想定や地盤の状態など現地の情報が盛り込まれた講義では、出席した居住者から「この地域がそんなに揺れやすいと思わなくて驚きました。実感がわいてきたのでさっそく対策を考えます」といった感想を聞くことができました。非常食試食会も大好評。「思ってたよりずっとおいしい!」「これならストックしておきたい」との声が聞かれました。イベントを通して危機を実感し、不参加の居住者とも危機意識を共有して防災の輪を広げたい、という思いが伝わる感想であふれていました。

コミュニケーションで防災

2012年の京都府南部地域豪雨災害で地下駐車場が水没、床上約30センチの浸水被害に遭ったという同マンション。「ドアを開けないで」という居住者の声掛けで浸水被害を抑えられたという参加者もいらっしゃいました。

今回のイベントについて理事長の寺尾さんにきっかけをお聞きすると「水害対策として主な場所にステンレス製の止水板は設置しましたが、被災時には横のつながりが重要だと実感したこともあり、『コミュニティ形成』の一環として企画しました。防災イベントは初のことなので内容は管理会社におまかせしました」とお話しいただきました。「来月には各世帯と管理人室直通のインターホンシステムの導入を予定しています。管理会社からいただいた情報をもとに実践し、その結果をフィードバックして情報蓄積という形で防災に役立てられたらいいですね。そしてまた新たな情報として還元してもらう。そういう循環ができたらお互いにいいのではと思います」と話される、未来を見据えた視点が印象的でした。

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