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「居住者相互の親睦を深める初めての3マンション合同イベント開催」

「志木の杜レジデンス」、「志木の杜テラス」、「シーズンスイート志木の杜」。
今年1月、同じエリアに立つ3つのマンション初の合同イベント「餅つき大会」が開催されました。
3つのマンション合わせて約700戸の住民が主役となった、大規模イベント開催までの取り組みと成功のポイントをお伺いしました。

マンション同士の交流のきっかけ
づくりとして開催した「餅つき大会」

 同じエリアにありながら、今まで交流の機会があまりなかった3つのマンション。
 せっかく近くに住んでいるのだから居住者同士が顔見知りになって色々な情報交換もしていきたいと、交流のきっかけづくりとして今回のイベントは企画されました。
 3つのマンションの理事会メンバーが集まることはなかなか難しいことから、昨年マンション同士の情報交換の場として立ち上げた、各理事長による連絡会を中心に、各マンションの管理員やフロント担当者も連携して準備を進めました。
 準備をスムーズに進めることができたのは3つのマンションの管理会社が同じということで、管理員間の連絡が密にとれたことにもよるようです。
 総世帯数や予想される参加者の数を考えると、当日対応するスタッフが各マンションの理事だけでは足りません。そこでボランティアスタッフを事前に募集したところ、多数の人々が手を挙げてくれました。
 スタッフには当日の流れをわかりやすく説明したタイムスケジュールを配布、当日の具体的な作業は過去に餅つきをされたことのある方を中心にお任せしたことで、各理事長は全体の流れを見ることに集中できました。
 こうしてそれぞれのセクションごとに、受付や参加者の誘導、食べ物の配布などがてきぱきと進められました。

大勢のボランティアが活躍

 「今回のイベントの成功は、ボランティアスタッフの力も大きかった」と「志木の杜レジデンス」理事長、末兼さん。餅の調理やとん汁、お汁粉などの準備は、女性陣が中心となったボランティアスタッフに任されました。また当日は、餅つき経験のある年配の方々と共に若いボランティアが力を発揮していて、多世代の人々がこころをひとつに楽しんでいました。

徹底した衛生管理

 衛生管理も徹底して行いました。調理場は関係者以外は立ち入り禁止。事前に配布された開催要項にも「手袋、マスク、消毒、流水で手洗い」や「家族に体調不良の人はいないか」などを明記し、注意を呼びかけました。餅も杵と臼を使ってついたものはデモンストレーション用で、参加者には別の機械でついたものを配りました。この時期に多い感染症を防ぐための工夫で、仕事で衛生管理に携わっていらっしゃる「志木の杜テラス」理事長、秦さんからの提案です。
 こうしたスタッフの方々の努力の甲斐あって、当初、見込んでいた400名を大きく上回る609名の方が参加され、イベントは成功裏に終了しました。

将来へ向けた新しい展望

 イベント終了後、「シーズンスイート志木の杜」理事長、鹿城さんの「大変だったけれど、子どもたちの笑顔や居住者が談笑する姿を見ることができ、やってよかったと思いました」という充実感に満ちた一言に、末兼さんと秦さんも深くうなずかれ、交流がより深まったことがうかがえました。
 今回の成功を受け、「今年のラジオ体操は合同で大々的にやりたい」「祭りとか、お酒の出る大人のイベントをやりたい」と、次のイベントのお話も出てきました。
 秦さんからは「それぞれのマンションに小さなコミュニティはあるけれど、今までそれらをつなぐものがなかった。今回のようなイベントを通じてつながりを深め、ゆくゆくは自治会組織につなげていきたい」「個々のマンションでは難しくても地域全体で話し合える場があれば、解決できる問題もあるはず」と意欲に満ちた意見も聞かれました。今回のイベントが居住者相互の親睦を深めるきっかけとなったことはまちがいありません。そして3つのマンションをつなぐコミュニティの輪は今後もますます広がっていきそうです。

 

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