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「“井戸端会議”でストレス軽減 健康寿命を延ばすために」

東京都大田区にあるルネ蒲田ガーデンステイツは、蒲田と雑色の2駅が利用可能な好立地に立つマンション。都会にありながら、区の保護樹林に指定されている庭園を擁する緑豊かな環境です。今回はそのシンボルツリーの名を冠した交流サークル「菩提樹の会」にお邪魔しました。

発端は“井戸端会議”

 20名強のレギュラーメンバーを中心に、マンション内のシルバー世代が自由に参加する菩提樹の会。発足から3年が過ぎ、月2回の「懇談会」と週1回の「体操」を基本に、近隣の散策や、桜の撮影会、忘年会や誕生会など四季折々のイベントも開催されています。
 まず「懇談会」について、会の発起人であり世話人の延原さんにうかがいました。「早い話が“井戸端会議”です(笑)。最近嬉しかったこと、悔しかったこと、困ったこと、何でもいいので、まず私自身のことを話します。すると皆から『私はこんなことがあった!』と、どんどんエピソードが出てきます」。孤立しがちなシルバー世代の仲間に、話す楽しさや聞くことの喜びを味わってほしいというのが、会設立当初からの願いです。
 さらに誰かが生活トラブルを抱えていれば、皆で相談し、時には理事会と連携して解決の道を探すのだとか。「皆が自然に不安を吐き出せる場所にしたい」と延原さんは語ります。

フレイルの予防

 またフレイル(高齢者の虚弱)の予防も、菩提樹の会の大きなテーマです。加齢により心身の活力が失われてしまうのを防ぎ、自立して元気に暮らせる健康寿命を延ばすこと。そのために欠かせない社会参加・運動・栄養について話し合い、皆で毎週「体操」を行うことで、転倒防止や認知症予防を図っています。

力を合わせ、お金をかけず

 菩提樹の会のもう一つの大きな特徴は、一切の費用をかけないこと。会費はなし。パーティーなども飲食物は持ち寄り、会場の飾り付けはメンバーの手作りで行います。また、会の設立に際し、理事会にお願いし、集会所を無料で利用できるようご配慮いただきました。

社会参加がストレスを軽減

 とにかく笑いが絶えない菩提樹の会。お互いをよく知り、助け合いながら暮らしていることがうかがえます。延原さんは「楽しいマンションライフに一番大切なのは、ストレスを取り除くこと。それには社会参加が大切です。今後はさらにネットワークを広げていきたいですね」と語ります。
 ご夫婦の絆、ご近所の絆…身近で大切な縁を広げ、大きな仲間の輪を作ることこそ、健康寿命を延ばしイキイキと暮らすマンションライフの秘訣となるのかもしれません。



 

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